▼第7試合 Krushフェザー級 3分3R延長1R
〇新美貴士(名古屋JKファクトリー/第5代Krushフェザー級王者)
KO 1R 2分16秒
×大脇 武(KING CONNECTION/元DBSフェザー級王者、元RKAフェザー級王者)
新美は2018年8月からK-1 GROUPに参戦し、2020年の「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」で優勝して王座に就いた。同王座は2022年5月の4度目の防衛戦で玖村修平に敗れて失っている。8月にはK-1フェザー級世界最強決定トーナメントに出場も1回戦で敗退。12月に國枝悠太から判定勝ちするも、2023年3月のRISEでRISEフェザー級王者・門口佳佑に判定で敗れた。6月に無敗の寺田匠からダウンを奪って初黒星を付け、再起を果たしたのもつかの間、10月に稲垣澪に判定で敗れた。2024年3月には『ホーストカップ』でシュートボクシングの魁斗とドロー。7月には竹内将生をKOした。戦績は17勝(7KO)10敗1分のサウスポー。
大脇はこれまでにDBS(仙台のキックボクシング団体)フェザー級、RKA(沖縄のキックボクシング団体)フェザー級タイトルを獲得。2021年1月のREBELSで小笠原裕典からヒザ蹴り連打でダウンを奪って判定勝ちの番狂わせを起こした。3月には龍聖と対戦も判定で敗れた。その後、長期欠場からの復帰を機にリングネームをTAKERUに変えて、2022年7月に栗秋祥梧に完勝。9月には小笠原瑛作とKNOCK OUT-REDフェザー級王座決定戦を争ったがTKOで敗れた。前戦は6月のムエタイスーパーファイトでノラシンに判定負け。ジムを移籍して心機一転、Krushに初参戦する。戦績は16勝(8KO)9敗1分。
1R開始と同時に新美が前へ出ていき接近戦でショートのパンチと左ミドルを繰り出す。大脇は左カーフと右フックで迎え撃つ。新美はショートの右アッパー。大脇は下がりながら左ローを蹴り、パンチを繰り出すがその倍以上のパンチを放つ新美。大脇が右アッパーを打ったところへ新美がカウンターの左ストレート一閃。大脇がダウンし、レフェリーが様子を見てストップした。
前日会見での宣言通りの初回KO勝ちを飾った新美は「今回いつもよりたくさんの応援来てくれてめっちゃ力になりました。絶対に勝ちたいと思っていて勝てました。皆さんのおかげです。フェザー級のK-1王者の寺田選手、僕が1回勝っているので。僕より弱い王者はダメじゃないですかね。寺田選手に挑戦させてください」と、K-1フェザー級王者・寺田匠への挑戦をアピールした。