減量はプラン通り。バンタムに近いコンディションで戦える
──減量に関して、今の体重はどのくらいですか。
「今は64kgです」
──今までのバンタム級での通常体重は?
「68kgくらいでしたね」
──今回の試合にあたり、どのような感じで体重を落としていますか?
「練習量を増やすのと、あとは食事も少しずつ抑えているという感じですね」
──10月に試合が決まるかもしれないとYouTubeで仰っていましたが、10月に向けてある程度体重を下げていた?
「そうですね。でもマックスで64kg切るくらいまでしか落としていなかったですね。(8月に)タイに修行に行ってたんですけど、その前ぐらいにもしかしたら10月になるかもしれないっていうので、準備を始めて。タイにいる途中ぐらいから12月で決まりそうだ、っていう話だったんで、その時はちょっと減量して63kgぐらいまで落としたのがマックスで、12月で決まった瞬間にまた戻した感じですね」
──フライ級仕様の朝倉海はどんな感じになりそうでしょうか。
「どうなんでしょうね。でも普段、僕あんまり減量してなかったんで、減量もいつも2週間とかで、最後水抜きをするぐらいだったんで、実際試合当日の体重はそこまで変わらないのかなって思います。若干、筋肉量だったりとかは落ちると思うんですけど、体重自体はそこまで変わらないので、(バンタムに)近いコンディションでできるのかなと思います」
──5分5R戦うことになりますが、スタミナは?
「ずっとその予定で準備しているので全然大丈夫です。毎日5分7ラウンドやったりとか。5分の中で相手が途中でフレッシュな状態で入ってくる練習だったりとかもしていますので、そこは全然大丈夫です」
1発王座挑戦への批判は「そういう声も出てくるだろうなと想像はしていた」「僕がやってきたことは間違ってなかった」
──これまでも練習してきたラスベガスでの大会で、試合前はどこでどういう調整をしていく予定でしょうか。
「11月の末ごろに日本を出発して、ラスベガスの多分、UFC PI(UFCパフォーマンスインスティチュート)で調整する予定です」
──日本からどのメンバーを引き連れていくのか、また向こうのどんなスパーリングパートナーを呼ぶのか。
「すでに呼んでいるトレーニングパートナーもいるんですけど、日本にトータル3人くらい呼ぶ予定で、そのメンバーにも来てもらうのと、あとはアメリカでも手伝ってもらえる予定の人もいます」
──パントージャの所属するアメリカントップチーム(ATT)には堀口恭司選手もいるので、情報が入ると思いますが、4年前に堀口選手と戦ったときと一番違うところは?
「いや、もう変わりすぎて、何だろうな比べられないですね。打撃にしてもレスリングにしても寝技にしても、もう別人くらい強くなってるんで。やっぱり海外のコーチ(エリーケーリッシュ&ビリー・ビゲロウ)が日本に来てくれたことがすごく僕の中で大きくて。1回、怪我して1年半離脱して、久しぶりに(2023年5月)元谷(友貴)選手と試合をしたんですけど、その試合から僕全然違うと思うんですけど、本当にあの頃と全然違うぐらい成長してるんで、その分析は意味がないのかなっていう風に思います」
──今回のことは決まったことで、朝倉選手が何かUFCに意見を言えることはないと思うんですけど、平良選手がコツコツ勝って世界王座を目指していたところで、海選手が一発で挑戦することを歓迎をしない声もありますが、どう思いますか?
「そういう声も出てくるだろうなとはもちろん想像はしていましたけど、結局UFC側が決めたことで、UFCが評価することなんで。僕がUFC以外のRIZINで今までやってきたことだったり、YouTubeで活動してきたことだったり、その全てがUFCの社長に届いたわけなんで、それは僕がやってきたことは間違ってなかったんだなと思っています」