▼ミドル級 5分3R
〇パク・ジョンヨン(韓国)18勝6敗(UFC8勝3敗)185.5lbs/84.14kg
[判定2-1] ※29-28×2, 28-29
×ブラッド・タヴァレス(米国)20勝10敗(UFC15勝10敗)185lbs/83.91kg
1R、ともにオーソドックス構え。タヴァレスの左フック、右ストレートにジョンヨンがダウン! 立ち際にバックを奪いリアネイキドチョーク狙うタヴァレスだが、ジョンヨンは首を防いで外して立ち上がり、前に出て逆襲。ワンツーを放つが、タヴァレスの右を被弾する。
しかし、詰めて組んでボディロックからバッククリンチへ。小手巻き胸を合わせるタヴァレスに、バックフィストで離れるジョンヨンは右カーフ。
「来い」と手招きしてワンツー、右カーフ。タヴァレスも右カーフを返すと左ジャブもアイポークを主張するジョンヨン。しかしフェアブローとコールされ続行。
2R、右カーフから入るタヴァレス。詰めるジョンヨンは右の足払いでこかすと、立ち際に右で詰める。タヴァレスも右を返すが、詰めるジョンヨンは左右から右のクリンチアッパー!
離れると右カーフ、さらに右カーフ。右回りに右カーフをこつこつ突く。追うタヴァレスは左から右も追い足が無い。アウトキックボクシングに切り替えたジョンヨンに、タヴァレスは得意のワンツーの右! 顔を避けてダメージを逃すジョンヨンだが、タヴァレスは圧力。ジャブの刺し合い。
3R、中央でグローブタッチ。右カーフのタヴァレスに打ち合いに応じるジョンヨンが右を当てて前へ! ケージまで下がったタヴァレスにジョンヨンはボディロックテイクダウンへ。中腰で耐えるタヴァレスの腰を引き付け寝かせようとするジョンヨンだが、タヴァレスも金網背に凌ぐ。それを引き寄せて小外がけテイクダウンはジョンヨン! ニアマウントからリアネイキドチョーク狙い。さらにパウンドを散らせて、送り手をコントロールする。
正対し背中をつけたタヴァレス。半身になるタヴァレスの首を抱えてホーン。勝利を確信したかジョンヨンはケージのなかで満面の笑みで小躍りした。
判定は2-1(29-28×2, 28-29)に割れるもジョンヨンがスプリット判定勝ち。12月のアンドレ・ムニス戦のスプリット判定負けから再起を遂げたジョンヨンは、「ゲームプラン通り。タフな選手だった。今後? マネーファイトをしたい」と語った。