第7代Krushフェザー級王者・森坂陸(エスジム)の引退セレモニーが行われた。
森坂は17歳でプロデビュー。2017年からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、ムエタイ仕込みの蹴り技とバックハンドブローなどの回転技を駆使するトリッキーなファイトスタイルで戦績は17勝(3KO)14敗2分。江川優生、椿原龍矢、軍司泰斗ら後にK-1王者となる選手たちとしのぎを削り、2020年の「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」では準優勝。2022年は4戦全勝で2023年3月に玖村修平を破り第7代王座に就いた。
10月の初防衛戦で「負けたら引退」を宣言し、篠塚辰樹の挑戦を受けての初防衛戦に臨んだが、判定2-0で敗れ26歳にして引退を決意。2024年6月に松本海翔を相手に引退試合を行い、2R TKO負けとなった。生涯戦績は17勝(3KO)15敗2分。
森坂は「自信を持って好きなことをやっていくことの大切さを僕はこのリングで表現できたかなと思います。ぜひこれからも一人の人間として応援してくれたら嬉しいです。原宿エリアでシーシャバーやらせていただいているのでぜひ飲みに来てくれたら嬉しいです、ありがとうございました」と挨拶。10カウントゴングを聞き、リングに別れを告げた。