キックボクシング
レポート

【RISE】大﨑孔稀が完勝で初防衛に成功、松本天志が連続初回KO勝ち、「鼻、左曲がり組」対決はSEIDOがスプリット判定勝ち、オート―が延長戦で拳剛を破る、TAKUがKOで8戦全勝、宮本芽依が完勝で4戦無敗に、19歳の奥村琉奈が百花を破り世代交代

2024/08/31 17:08

▼第4試合 ミニフライ級(-49kg)3分3R延長1R
×Melty輝(team AKATSUKI/フライ級3位)
判定0-3 ※27-30×3
〇宮本芽依(KRAZY BEE/ミニフライ級3位)


 Meltyは『ザ・ノンフィクション』や『月曜から夜更かし』に出演、フェフ姉さんと2度対戦して2度とも勝利した“最強キャバ嬢”として話題となった選手。現在はキャバ嬢を引退し、プロキックボクサーに。2023年3月にDBSフライ級王座に就くと5月にRISE初参戦。当時フライ級4位のYAYAウィラサクレックに勝利し、8月に小林愛三の対戦相手に抜擢されたが判定負け。11月も宮﨑若菜に敗れ、2024年6月にワン・チンロンに敗れて3連敗となったが、気迫の打ち合いを見せて存在感を示した。戦績は4勝8敗2分。


 宮本は2019年全日本女子ボクシング選手権大会シニアの部バンタム級優勝の実績を持ち、2023年1月のRISEアマチュア大会『RISE NOVA』Aクラスの試合で初回KO勝ち。5月にRISEで山本美憂をセコンドに就けてプロデビューを果たし、RINAから左フックでダウンを奪って勝利を飾った。10月の2戦目も数島七海に勝利すると、2024年4月には宮﨑若菜から金星を奪った。


 宮本のセコンドには、今回は山本美憂ではなく山本アーセンが就く。


 1R、ジャブを突いてコンビネーションを繰り出す宮本にMeltyの右ストレートや左フックも当たる。意表を突く後ろ蹴りを繰り出したMeltyが連打。宮本は右ミドル、右ボディからの左フックもMeltyがワンツーを打ち返す。Meltyの右ストレートをもらう宮本。しかし、次第にMeltyの軌道が読めてきたか、右アッパーの連打、右クロスで宮本がヒットを奪う。


 2R、右ローの蹴り合いからMeltyがワンツーで前へ出る。宮本は右を返すが単発。右ローを蹴る宮本が前に出る場面が目立ち始め、パンチも当たりだす。左右連打からの右アッパー、左ボディ。左ボディを打って大きな左右スイングフックがMeltyを捉える。Meltyはバックハンドブローを放つも右をかわされる場面が増えた。


 3R、宮本が左ボディ、左フック、右ロー。Meltyが前に出ると宮本の左フックがカウンターでヒットし、その音の大きさに場内からどよめきが起こる。Meltyの右ストレートはヘッドスリップでかわし、左フック、右ハイを打つ見やっ元。ラスト30秒はパンチをまとめ、右ローを蹴る宮本。右アッパーも突き上げる。


 判定3-0の完勝で宮本がデビュー以来無傷の4連勝をマークした。

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