▼セミファイナル(第10試合)スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R
×フランクちゃん(タイ/TRY HARD GYM)
KO 2R 0分27秒 ※右フック
〇麻火佑太郎(PHOENIX/同級4位)
麻火は元TENKAICHI Gライト級王者。K-1甲子園-60kgベスト4、KAMINARIMON×新空手最強決定戦-63kg優勝、全日本格斗打撃選手権大会優勝などの実績を持つ。KNOCK OUTとREBELSでキャリアを積み、2022年2月のRISEではチャッピー吉沼から勝利。2023年5月にマサ佐藤をヒザ蹴りで初回KO勝ちすると、8月にはKENTAに判定勝ち、2024年2月に野村太一に判定勝ちと4連勝の絶好調。4月には『ONE Friday Fights』に参戦し、セクサン・オー・クワンムアンに完勝する番狂わせを起こした。戦績は15勝(2KO)8敗。
フランクちゃんは現在TRY HARD GYMでトレーナーを務めながら試合にも出場し、2023年12月のRISEに初参戦してミドル級(-70kg)4位の憂也に判定負け。2024年5月にチャッピー吉沼との対戦が決まっていたが、吉沼の欠場で試合が中止となっていた。戦績は88勝(21KO)29敗2分。
1R、フランクちゃんが蹴ると必ず蹴りを返す麻火。サウスポーからジャブ、前蹴り、左ミドル。さらにほぼノーモーションの右をコツコツ当てていく。フランクちゃんは強い蹴りで応戦。
2R、軽快なフットワークからジャブを突き刺した麻火はボディへヒザを2度突き刺す。さらにバックステップしながら右フックをヒットさせると、狙いすましたアゴへの右フックでダウンを奪う。フランクちゃんは完全に失神、麻火の鮮やかなKO勝ちとなり、フランクちゃんは担架に乗せられた。
マイクを持った麻火は「世界と言っても麻火では無理だといわれるかもしれませんが、9月のセレクションマッチでチャド・コリンズ選手やイ・ソンヒョン選手の相手がいなければぜひやらせてください」とトップ選手との対戦をアピールした。
大会後、伊藤隆RISE代表は麻火をマイクも含めて高評価。「あの発言が出たのはファイターだと思いました。9月出場決定です」と、世界トーナメント予選出場にGOサインを出した。対戦相手は麻火の希望通りソンヒョンかコリンズのどちらかを当てたいとした。