▼第3試合 ウェルター級 3分3R
〇ロビン・シリック(オランダ/同級5位)
判定5-0 ※29-28×2、30-27×3
×ニコラ・トドロビッチ(セルビア)
シリックは『Enfusion』で活躍し、2019年4月にEnfusion -80kg世界王座を奪取。その試合を含めて11連勝を飾ったが、2022年6月にモハメド・タチャッシーに敗れた。GLORYには2022年11月から参戦し、4勝4敗。前戦は2024年4月にディアゲリー・カマラから判定勝ち。戦績を22勝(7KO)7敗とした。
トドロビッチはセルビアのキックボクシング王者で、『SENSHI』で活躍。2023年9月の『GLORY 88』でGLORY初参戦を果たし、カリム・ガージから勝利を収めた。29勝(16KO)3敗。
1R、ジャブで前に出るトドロビッチ。互いに左ボディを打ち合う。シリックは右ローを狙い撃ち。左フックから右ローにつなぐのはトドロビッチ、シリックは左ボディを返す。長身のトドロビッチはパンチの距離で打点の高い右ヒザを突き上げてくる。シリックは右ローだけでなく左インローも蹴る。オープンスコアは10-9×3がシリック、10-9×2でトドロビッチ。
2Rが始まると同時に右フックを打つシリック。トドロビッチは右ヒザを突き上げてすぐに右フックへつなぐ。シリックは前蹴り、左ボディ、後ろ蹴りでボディを攻めジャブもボディへ打つ。ボディを打ち合う両者は左ミドルも蹴り合う。ジャブ、ワンツーを当てていくのはシリック。さらにバックスピンキックを放って場内を沸かせる。手数を増やして前へ出たシリックが10-9×5でとった。
3R、シリックがローキックとパンチのコンビネーションで揺さぶりをかけ、ステップで出入りを繰り返す。シリックのワンツーに動きが止まるトドロビッチ。シリックは右アッパー、右フックと畳みかけ、バックスピンキックを放つ。焦りからか粗くなるトドロビッチにシリックはパンチを当ててはステップで離れ、最後はトドロビッチが右ストレートをヒットさせるもシリック優勢のまま試合終了。
判定5-0でシリックがランカーの実力を見せつけた。シリックは「タフな戦いだった。彼とはよくスパーリングしていたからどういう感じで来るかは分かっていたが手こずった。いい試合だったね」と試合を振り返った。
What an intense bout from Ciric and Todorovic #GLORY93 pic.twitter.com/9WcFtxpkCO
— GLORY Kickboxing (@GLORY_WS) July 20, 2024