▼第2試合 アトム級ムエタイ 3分3R
×町田真美(Team immortaL)
[判定0-3]
〇セレステ・ハンセン(オーストラリア)
町田(日本でのリングネームは真美)はアマチュアで15戦全勝の戦績を引っ提げて2018年10月にプロデビュー。2021年11月にERIKOを破り、NJKFミネルヴァ・ライトフライ級王座を獲得した。2020年6月からはKrushにも参戦し、4勝2敗。2023年9月にデビューから3年でS1レディース世界ライトフライ級王座にも就いた。1月にはタイでの初試合でKO勝ちを収めている。2024年4月のONE初参戦ではジュニア・フェアテックスに判定負けも決して下がらない突進ファイトで奮戦した。戦績は16勝(4KO)6敗。
ハンセンはすでにONEで5戦を経験。2023年2月の初出場から2連勝を飾ったが、その後は3連敗。その中には2023年10月の『ONE Fight Night』でペッディージャーに敗れた試合も含まれている。フェアテックスジムに所属し、2021年にそれまで女人禁制だったルンピニースタジアムにおける初の女子の試合に出場したことでも知られる。
1R、町田が右ローで仕掛け、ワンツーを打つとハンセンも足を止めてワンツーを打つ。ハンセンは右腕でブロックしながら左へ回り込み応戦。町田はパワーでコーナーまでハンセンを押し込むとヒザ蹴り。さらにパンチを繰り出してハンセンをロープに釘付けにするが、ハンセンは首相撲からのヒザに持ち込む。それでも手を止めない町田は止まらないパンチの連打。もはやハンセンの顔は真っ赤だ。首相撲で町田を止めるハンセン。しかし、ブレイクになると町田が連打でハンセンを釘付け。
2Rもワンツーを連打して前へ出る町田に、ハンセンは左ミドル、ロープを背にしての左フック。ボディを打つ町田にハンセンはヒジを繰り出す。右ミドルを蹴るハンセンに町田は左右ボディと右ストレート。ハンセンは両腕ブロックから左やヒジを打ち返す。右ボディと左ミドルのハンセン。町田はやや勢いが衰えて来たか、ハンセンは狙いすましたワンツー、右ストレート、右ミドルをしっかりと当て、首相撲からのヒザを合わせる。ガムシャラに手を出す町田に対し、ハンセンは打ち終わりをよく見てしっかり当てる。町田も右ボディストレートを叩き込んだ。
3R、前に出る町田を前蹴りで止めてワンツーを打つハンセン。ガムシャラな連打で手数を出す町田に対し、ハンセンは左のボディ、左ストレートを返す。町田の右ストレート、右フックがヒットし、コーナーを背負うハンセン。下がりながらもしっかり左ストレートを当てるハンセンは左ボディも打つ。町田は打たれても下がらず左右フックの連打。町田の左右フックを空振りさせ、ワンツーを叩き込むハンセン。
ノンストップの打ち合いの勝敗は判定にもつれ込み、手数とアグレッシブなら町田、的確なヒットはハンセン。判定は3-0でハンセンが勝利をつかみ、顔をくしゃくしゃにして勝利を喜んだ。