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インタビュー

【RIZIN】堀口恭司「自分は(UFC二階級でも)行けると思っています」×セルジオ・ペティス「最初から最後まで客席が埋まっていて驚いた」「1勝1敗だ。3戦目は5Rで」=コメント全文

2024/06/10 22:06

平良も鶴屋も「2人ともすごい強いですよ」(堀口)

──海選手のUFCに「自分も」と。榊原代表は堀口選手に「バンタム級とフライ級の二階級制覇を」と望んでいましたが。

「そうですね、ちょっと契約的な大人の話になると思います(笑)」

──海選手はUFCで活躍し、タイトル戦線に行けると思いますか?

「できると思いますよ。“日本人はダメだ”みたいな決めつけがすごいあるので。周りの人や格闘技ファンだったりとか。ネガティブな気持ちじゃなく“やってやろう”とかプラスな気持ちで行けば絶対勝てると思うのですよ。だから海くんにも絶対にチャンスがあると思います」

──またUFCに行きたいという話が、どうなるかは置いておいて、今UFCフライ級に平良達郎選手や鶴屋怜選手のような若い選手がいます。率直に2人への評価は?

「2人ともすごい強いですよ、やっぱりUFCが取っただけあってめちゃめちゃ強いし、鶴屋くんは(ATTで)一緒に練習したことありますけど、グラウンドテクニックがめちゃくちゃ上手いですね。もっと伸びしろがある選手です、強いです」

──平良選手はランキング入りしていますが、当たったとして勝てるとイメージしていますか?

「ファイターで『勝てない』っていう人はいない。全然勝てますよ、はい」

──UFCの話で、フライ級に色々な(日本の)選手がスタック気味ななかで、「もしバンタムでなら」とオファーが来たら考えますか?

「うーん、そうですね。いっぱい食べないとならないですね……。やっぱ考えますよ、バンタムのほうが盛り上がってるし選手層も厚いので、まあ考えます」

──事前インタビューで「RIZINがひと区切りになる」ということでしたが、真意を教えてください。

「どうなんだろう? 言っていいのかなこれって(笑)。契約的な問題もあり、あんまり言えないんじゃないかな、これ。まあまあ、自分が海外に挑戦したいのが一番ですね。だからです」

──もしそれが無理だったらRIZINに再び? それとももう(RIZIN参戦は)無いのでしょうか? 後ろは考えずに前に進んでいるのでしょうか。

「まあそうですね、なるべく自分の目標に向かって突き進みます。でも(UFC入りが)無かった場合には……まあ(笑)。これ言っちゃうとアレですね。あんまり言わない方がいいのかなって」

──今回どれくらいの期間でバンタム級の身体を作ったのですか?

「1カ月半くらいですかね。でも作れてないですよね。自分は64kgなので、計量の前日に半身浴して3kg落とす感じなので、(本格的には)作れていない。気合いで、リベンジマッチだからやったっていう感じですかね」

──本来ならどれくらいの期間でフライ級からバンタム級の身体を作り上げていくのですか。

「人によりますよね、太りやすい体質とか。自分はすぐ痩せちゃうのでなかなか難しいですね。だいぶかかります」

──「ご飯をたくさん食べなくちゃいけないから嫌だ」と以前おっしゃっていました。どれくらい摂取しなくてはいけないのですか。

「自分の練習量だと1日に5食とか食べないと付かないですね。牛丼に例えると、大盛り2杯を5食。何回も吐きました」

──バンタムに戻すとしても練習以外でそこがキツくなるのですね。

「そうですね」

──さきほど、ペティス選手に「堀口選手がUFCに挑戦した場合に通用するか」を質問したら「フライ級ならチャンピオンクラスだが、バンタムだと体格が小さいからしんどいんじゃないか」と私見を述べていました。その意見についてはいかがですか。

「まあそうですね。でも人がいうことって人の評価でしかないので、やっぱりやる自分がどうかが一番大事だと思うので。まあ、もちろんバンタムにするには色々な準備が必要だし、自分はタッパ(身長)も無いですけど、行ったら行ったでやるしかない、ですかね。自分は行けると思っています」

──ところで、パッキャオ選手の参戦が発表されましたが、その試合について何か感じることはありますか?

「面白そうだけどルールは何? ボクシングなんですか?」

──RIZINスタンディングバウト特別ルール・3分3Rとなっています。

「ボクシンググローブ? へー。でも面白そうっスよね。千裕くん、勢いがあるので。何か起こしてくれるんじゃないのか、っていうのがあるし、ボクシングでパッキャオに通用するのかな? って。パンチだけで生きてきた人間じゃないですか。そこの面白さはありますね」

──見にきます?

「いや、フロリダにいます。ロイ(飼い犬)もいるんでね」

──勝利後のリングに奥様を上げるのは恒例にしていきますか。

「ハハハハ!“恒例”にはならないですけど、やっぱり一番近くでサポートしてもらって、多分、自分はちょっと人の気持ちが分からないところがあるのですけど、多分、(妻が)一番緊張していたっていうか。この試合に向けて、しかもリベンジマッチだし、一番ナーバスになっていたので、リング上に勝った後で上げて、喜びを分かち合いたいと思いました」

──結婚後に食事面のサポートをしてもらえるようになったことでもっと強くなっていけそうですか。

「まあそうですね、もちろん。やっぱりアメリカに日本食ってあんまりないので。自分の腕だとあんまり料理作れないので(笑)、サポートしてもらって、もっともっと上を目指せるなっていう感じですね」

──勝利して座ったyogiboの感想を一言お願いします。

「自分家にも海くんとやったときかな? yogiboがあるんです。それでよく寝ています。めちゃくちゃ気持ちいいです」

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