▼-250クラス決勝戦
〇鈴木浩佑(挌技会)
[延長 効果優勢勝ち]
×中村凌(大道塾日進支部)
※延長、鈴木が四つ這いの相手へのキメ突きで効果(1ポイント)を1回獲得
【写真】鈴木の右ローに右ストレートを合わせる中村
1年前の世界選手権4位の寺阪翼(大道塾総本部)は、柔道を経てアマチュアボクシングでは高校時代県2位の成績をもつ中村凌の右ストレートによって担架に乗せられ、現MAキックボクシング連盟日本ウェルター級王者の小川悠太(誠真会館所沢道場)は、高校柔道学年別大会で県ベスト8、キックボクシングでKNOCK-OUTアマチュア全日本優勝の鈴木浩祐にテイクダウンを奪われ、本戦旗判定4-1で惜敗。
ダークホース同士の対戦となった決勝は、打撃においてはパンチで中村、蹴りで鈴木がクリーンヒットを重ねる一進一退の展開の末、延長終了間際、タックル気味に組みつきにいったところを引き落とされ亀状態になった中村に鈴木がキメ突きを放ち、勝負あり。
打撃系と組技系、双方の競技経験がある者が、たとえそれぞれの競技キャリアがトップレベルのものでなくても、掛け算の総合力で相手の穴を突きことができる…そんな空道の妙味を感じさせた波乱のトーナメントであった。
【その他の階級の入賞者】
▼男子260以下
優 勝 林洸聖(大道塾佐久支部)
準優勝 麦谷亮介(大道塾行徳支部)
▼男子240以下
優 勝 谷井翔太(大道塾横須賀支部)
準優勝 伊東宗志(大道塾日進支部)