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レポート

【PANCRASE】葛西が丸山をRNCで極める! 押忍マンが村山をポイントアウト、浜本がカマチョに首相撲ヒザで完勝、合島が6年ぶり復帰戦勝利、ネオブラ・ライト級で鈴木が15秒KOで優勝&ストロー級は船田が優勝、フェザー級は熱闘制した敢流vs.望月の決勝に!

2024/05/25 14:05

▼フライ級 5分3R
〇浜本“キャット”雄大(クロスポイント大泉)6勝4敗・Fighting NEXUS同級初代王者 57.0kg
[判定3-0] ※30-27×2, 29-28

×ジョセフ・カマチョ(Spike22)6勝3敗 57.05kg

浜本「明日は楽しみます。よろしくお願いします」

カマチョ「日本に戻って来れて嬉しいです。明日は頑張ります」

浜本(会見コメント)「PANCRASEに参戦するにあたって、一つ謝罪をしたいのが、以前、伊藤盛一郎選手と対戦をさせていただいて(2020年11月『ZST69』)その後、練習を一緒にさせていただいたりとか、仲良くさせていただいたのですけれども、今回PANCRASEに参戦することになって、もしタイミングが合えば、対戦させていただく機会が発生することも考えられます。その時は お互い全力を尽くして試合ができればという風に思っておりますので、気を悪くしないでください。よろしくお願いします。

 PANCRASEは、常に昔から老舗団体として名を馳せていて、かつて船木誠勝選手や鈴木みのる選手が参戦していた団体で、僕もその2人が大好きで、よく名前は知っていました。ただ、僕は元々ムエタイとキックボクシングとラウェイとやってきて、MMAに参戦するようになってから、いろんな団体を見る中でパンクラスが非常に輝いて見えていました。そこで、このフライ級という階級を僕がさらに輝かせたいなと思って参戦しました。

 相手はグアム出身の選手で、カイル・アグオンと同じジムということ。サウスポーで身長のわりにリーチが長いという情報と、あとは、ある程度オールラウンダーに近い形なのかなと思っています。特に何がすごいという印象は特にないです。僕は5勝のうち4つKOで勝っていて、パウンドとか普通にスタンドでのKOが多いんですけど、今回ちょっと一本で勝ってみようかなというか、そうなる可能性もあるなと。

 もちろん参戦するからにはチャンピオン目指すんですけれども、この試合に勝って、僕が何位あたりにランクインするのか、それとも下位から戦っていかなければいけないのかにもよると思います。今回インパクトのある勝ち方をして、1位の人は多分結構強いと思うんですけど、正直2位以下の選手はそこまで強くないと僕は思っているので、(相手は)誰でもいいかなと。

(FightingNexusへの思いは?)NEXUSは大好きなんですけど、NEXUSを背負ってっていう思いが強すぎると自分の力が出ないと思っています。なので、そのNEXUSの重荷を一旦下ろして、PANCRASEで挑戦者として暴れ回りたい、拳を振り回して全員倒していきたいと思ってます」

 1R、圧力かけるサウスポー構えのカマチョは左の蹴りから。オーソの浜本は右ストレート、右ミドル、サークリング。右の蹴り足を取って詰めてヒザ蹴りは浜本もローブローに。中断。

 右外足を取るカマチョ。右ミドルの浜本だが、詰めるカマチョがダブルレッグテイクダウン。すぐに立つ浜本をダブルレッグ。そこにヒザを突く浜本。カマチョは離れる。右ボディストレートの浜本。

 左フックから右ヒザを突く浜本。金網に詰めて右を突き、右ヒジも。体を入れ替えるカマチョは脇を潜り、バック狙い。しかし正対した浜本は右ヒザ! さらに首相撲にとらえて左右ヒザ! 左ヒザにカマチョが崩れる。がぶりの浜本。左ヒジ、ヒザと腹を効かせる。3者10-9で浜本のラウンドに。

 2R、詰めるカマチョに右のテンカオは浜本。しかしカマチョも左ストレート! 詰めてダブルレッグテイクダウンも尻で座る浜本は金網背に立ち、首相撲ヒザ。右オーバーフックしての左ヒザも。カマチョもヒザを返すががぶり引き落とす浜本。立つカマチョは身体を寄せるが、スペースを作る浜本は首相撲ヒザで反対コーナーまで詰めて右ヒザ。

 カマチョは尻下でクラッチして引き出すと背中につくが、すぐに正対した浜本は首相撲ヒザ。ダーティボクシングで対応するカマチョをとらえてがぶりヒザ。片足を上げて身体がくの字になるカマチョ。浜本は押し込みヒザ。右手を脇に挟み、離れようとするカマチョを逃さずヒザを突く。3者10-9で浜本のラウンドに。

 3R、カマチョの左右ラッシュに浜本は押し込み。首相撲に。脇を差すカマチョの手を挟んで逃さずヒザ。しかしカマチョも体を入れ替えてダブルレッグテイクダウン。両足をまとめるが、足を抜いて立つ浜本。その立ち際にギロチン狙いのカマチョ。手を入れて防ぎ、首を抜いて立つ浜本は、押し込み右ヒザ!

 ダブルレッグテイクダウンのカマチョに100%スイープをネルソンで狙いつつ立ち上がり。左ヒザを突く浜本。しかし、諦めないカマチョは尻下でクラッチし、マット中央にテイクダウン。金網使えず、浜本はディープハーフの形に。カマチョは細かいパウンドでホーン。

 判定3-0(30-27×2, 29-28)で浜本が勝利。フライ級戦線に名乗りを挙げた。

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