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2024年5月17日(金)19時からABEMA『格闘代理戦争 THE MAX』決勝戦が行われる。同大会の前日計量が16日14時30分から、都内にて行われた。メインイベントの中村京一郎とトミー矢野は、ともに計量をパス。トーナメント決勝に向け、意気込みを語った。
『格闘代理戦争 THE MAX 決勝戦』
2024年5月17日(金)19時~ABEMA配信
▼メインイベント トーナメント決勝戦 フェザー級(65.7kg)3分3R
中村京一郎(EXFIGHT)岡見勇信&中村倫也推薦 65.45kg
トミー矢野(KRAZY BEE)イゴール・タナベ推薦 65.35kg
今回の『格闘代理戦争』の本命・中村京一郎(岡見勇信&中村倫也 推薦)は、元海上自衛官から『格闘DREAMERS』を経てプロに。サウスポー構えの左の打撃と強いハートを武器に、すでにプロMMA4勝1敗。ここ4連勝をいずれも1R フィニッシュしているストライカーだ。
今回のシリーズでは、3月の1回戦で秋山成勲推薦のミスターホンデを1R、左ストレートからのパウンド連打でTKO。
4月の準決勝では、クレベル・コイケ推薦のギレルメ・ナカガワを相手に『格闘代理戦争』史上に残る激闘を展開。3Rにギレルメの左でダウンを喫するが、その後のサブミッションを断ち切った中村が左ストレートを効かせてラッシュ。最終回にTKO勝ちしている。
前日計量を無事パスした中村は「仕上がりもほんとによくて明日が楽しみです」と笑顔。
プロ公式戦の5分3Rではなく、非公式戦の3分3Rとはいえ、3月、4月、5月とわずか1カ月間隔での連戦は、準決勝前に中村京一郎が「こんな月1トーナメントで3カ月って内臓疲労もあると思うし、なかなか今後のキャリアでもないと思う」と語った通り、タフで濃密な3カ月間の3連戦となるが、決勝を前に中村は、「ダメージも特になく、逆にこの3カ月連チャンで試合をするというのは、MMAだとなかなかないので、すごいいい経験になりましたし、こんなに3カ月、自分が仕上げられた。よくもって来れたという、自分でも新しい扉を開けた、また1個強くなったと思います」と、連戦で強さを得たとした。
さらに、「僕の試合は外れがない。1回戦も2回戦も僕の試合はすごい面白い試合になるし、前回会場で見てもらった人は分かると思いますけど、めちゃくちゃ面白い試合になる。どういう試合になるかは、当日のお楽しみということで楽しんでもらいたいと思います」と、激闘ストライカーとして、決勝も“当たり”の試合になると語った。
対するトミー矢野は、21歳で柔術戦歴180戦以上、2023年のIBJJF主催柔術世界選手権・ムンジアルの茶帯フェザーで3位入賞を果たしている強豪グラップラー。アマチュアMMAを経て『格闘代理戦争』に参戦した。
1回戦は69kg契約で、平本蓮推薦の向坂準之助を1R、テイクダウンからのマウントパンチでTKO。準決勝では、青木真也推薦の中谷優我をわずか18秒、ヒザ十字に極めている。
フェザー級リミットの65.7kgを65.35kgのアンダーでパスした矢野は、「いいパフォーマンスで盛り上げたい」を気負いのない表情。連戦ながら、1回戦、準決勝ともに初回フィニュシュ勝利で、「試合のダメージもなく、練習の怪我もなく、万全の状態で明日はやれます」と語った。
試合展開を問われ、「グラップラーなのでテイクダウンして、TKOか一本勝ちしたいと思います」と、中村を寝かせての3連続フィニッシュ勝利を予告した矢野。準決勝で中村に敗れたギレルメは、決勝の予想を聞かれ、「難しいけど柔術が勝つと思います」と、柔術仲間のトミー勝利と答えている。
決勝を制するのは、中村か矢野か。