キックボクシング
レポート

【ビッグバン】高木覚清が大輝を破り王座に、山本優弥の愛弟子・目黒翔大が新王者、Bigbang生え抜きの竹添翔太が新王者に、新婚・山際和希が判定勝ち、琢磨が昇也との打ち合いを制す、林京平が秒殺KO勝ち

2024/03/10 18:03

▼メインイベント第1試合(第11試合)Bigbangライト級王座決定戦 3分3R延長1R
×石田勝希(RKS顕修塾/元MA日本スーパーライト級王者)
判定0-2 ※29-29、28-30。29-28
○目黒翔大(優弥道場)


 石田はKrushで林健太、スーパービッグバンでは勝次から勝利を収めている実力者。亡くなったジム会長との「Bigbangのベルトを獲れ」という約束を果たすためにリングに上がる。


 対する目黒はKrushで活躍する選手で、4連勝と絶好調で初のタイトル戦に臨む。


 1R、サウスポーから前へ出て左右の連打を繰り出す目黒に、石田は左へ回り込みながら左右ボディ、ヒザ、右ミドルと多彩な攻撃。


 2R、前に出る目黒に対して下がるため石田はコーナーやロープを背負う場面は多いが、右ミドルや右ストレートで目黒を迎え撃つ。石田の右ボディに目黒は左ストレートを返す。


 3R、前へ出てパンチを出し続ける目黒に石田は押され気味。石田がクリンチしてもお構いなく目黒は殴り続ける。石田は手が出なくなり、目黒の打撃が目立つ。目黒の左ストレートからの右フック、左ボディが決まるとクリンチを繰り返す石田。


 判定は2-0で目黒が初のタイトルを獲得した。師匠の山本優弥も満面の笑顔で手を叩いて大喜びだ。


 目黒はマイクを持つと「石田選手はずっと昔からやっていた選手で強いのも分かっていたので、生きた心地がしなかったです。でもそのおかげで強くなれました。ありがとうございます。自分は高校在学中にキックボクシングを始めて、格闘エリートと呼ばれる部類ではないですが、ひとつのことを真剣に思って行動していけばこうしてベルトを巻けることを証明できたことを嬉しく思います。両親、始める時不安だったと思うし、ベルトを一本巻けて安心させることが出来たと思います。自分自身の価値が上がれば団体の価値が上がっていくものだと思います。だから自分の価値を上げていきたいと思います」と語り、師匠の山本優弥を肩車して共に喜んだ。

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