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2024年2月24日(日本時間25日)、メキシコシティのアレナCDMXにて『UFC Fight Night: Moreno vs. Royval 2』(U-NEXT配信)が開催された。会場にはWWEのレイ・ミステリオも来場。
レイ•ミステリオも!
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UFC Fight Night: Moreno vs. Royval 2 速報
2024年2月24日(日本時間25日・朝9時~)U-NEXT配信/UFC Fight Pass
メキシコシティ アレナ・シウダ・デ・メヒコ
【メインカード】
▼フライ級 5分5R
〇ブランドン・ロイバル(米国)16勝7敗(UFC6勝3敗)126lbs/57.15kg インタビュー
[判定2-1] ※48-47×2, 46-47
×ブランドン・モレノ(メキシコ)21勝8敗(UFC9勝5敗)126lbs/57.15kg インタビュー
メインイベントは、フライ級で前王者のブランドン・モレノ(メキシコ)と、同級3位のブランドン・ロイバル(米国)の5分5R戦。両者は2020年11月の『UFC 255』で対戦し、モレノがロイバルをテイクダウン。足関節をかわしてパウンドラッシュ。肩を痛めたロイバルを1R、残り1秒でTKOに下している。
その後、モレノはデイブソン・フィゲイレードをリアネイキドチョークで下してメキシコ人史上初となる王座獲得に成功。ラバーマッチで王座から陥落したものの、再びベルトを取り戻し、2023年7月の前戦で、アレッシャンドリ・パントージャに判定負けで王座から陥落した。今回は再起戦となる。21勝のうち11の一本勝ちを持つが打撃でもKOできる力を持つトータルファイターだ。
対するロイバルはブラジリアン柔術で黒帯を巻き、15勝中9の一本勝ち。さらに4KOと打撃での決定力も併せ持つ。フルラウンド動き続けるスタミナを武器に、15勝のうち13勝を決着させるフィニッシャーで、ホジェリオ・ボントリン、マット・シュネル、マテウス・ニコラウ相手に3連勝から、2023年12月の前戦ではモレノ同様にパントージャに判定負けしている。デンバーでは同級の平良達郎が練習仲間でもある。
1R、オーソのモレノ、サウスポー構えのロイバルが先に中央を取り、左ハイを見せる。細かくステップするモレノは左右にサークリング。ロイバルは左ミドル。モレノは慎重な出だし。左の蹴りに左フックを見せる。ロイバルの左ローに左フックをかぶせに行くモレノは右インロー。
左ミドルを突くロイバルもまだ遠い。モレノも右オーバーハンドを振って押し戻すと右インロー。ロイバルの右ミドルに右から左を突き、右ミドルを返す。
ワンツースリーフォーと連打のロイバルを左回りでかわすモレノ。左フックを肩口に当てるモレノ。ロイバルは左ミドルを当てる。
2R、左の蹴りから入るロイバル。さらにインロー。モレノもインカーフキックを打つと、右を狙う。ロイバルの左ミドルを掴んで右オーバーハンドはモレノ。ロイバルは左の蹴りを軸。モレノは入りに左フックを狙う。右ボディストレートを突くモレノ。
右ミドルはロイバルも左ストレートを合わせに行く。シングルレッグの仕草を見せるモラノ。近づくと左ヒザ! ワンツースリーからバックフィストも混ぜたモレノ。
ロイバルは右のダブルをガード上に突く。右オーバーハンドはが有効なモレノ。ロイバルは左ミドルを2発当てるが、そこにシングルレッグを合わせたモレノがテイクダウン! ロイバルは下から足関節狙い。さらに正対してオモプラッタ、ゴゴプラッタ狙いから立った。
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3R、追って左インローのロイバル。モレノは右ロー。右ハイ。金網背にサークリングするモレノに左ミドルを当てるロイバル。しかし続く左ヒザを掴んでテイクダウンはモレノ! すぐにスクランブルで立ち上がるロイバルに蹴りを放つモレノ。向き合いロイバルの左の蹴りはローブローに。中断、再開。
詰めるロイバルは右ハイ。そこに左フックを狙うモレノだが、ロイバルは左ミドル。モレノも左右で押し戻すと右から蹴り足を取って左オーバーハンドでテイクダウン! 立ち上がるロイバルはバックエルボーを振って離れる。
左ミドルを当てるロイバルに蹴り足を掴むモレノだが、足を抜くモレノ。左から右フックも、左ローに繋ぐが、ロイバルは左右から蹴り返し。手数で勝る。
4R、前に出て来たモレノ。ジャブから左に繋ぐロイバル。モレノも右から左ロー。さらに右オーバーハンドから投げるがそこで上はロイバル! モレノもすぐに立ち上がりスタンドに。
ロイバルの左をかわして右を突くモレノ。左ローを当てるが単発に。右ボディ、右アッパー、ヒザ蹴りで前に出て金網に詰めてシングルレッグテイクダウンはロイバル! 左で差して立つモレノだが、左の細かいクリンチボクシングはロイバル! 離れたモレノの手数に比べ、ジャブをダブルで突くロイバル。
右アッパーの入りから左とリズム良く出入り。ガ-ド固めるモレノは左ローも単発。そのサークリングに左ハイを打つロイバル。
25 minutes in the books 🔥
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5R、グローブタッチ。中央を取るロイバルはジャブでけん制。右オーバーハンドの飛び込みはモレノ! そのまま両脇を差してケージまで押し込み。しかしテイクダウンされないロイバル。ブレーク。
ジャブ、右ストレートのロイバルに、右オーバーハンドのモレノは近づいて左フックもガード。
ジャブを連打して制空圏を張るロイバル。圧倒的な手数差で前に。ガード固めて左ローのモレノは組んで脇潜りスタンドバックにつくが崩せず、ロイバルが正対するとブレーク。
ジャブ、右アッパーのロイバル。モレノの打ち返しはかわすが、組んだモレノがスタンドバックも正対し突き放したロイバルが打ち合いに来たモレノに首相撲ヒザでホーン! 判定へ。
判定は2-1(48-47×2, 46-47)で、5R動きを落とさずに左の打撃を当てて、組み技にスクランブルしたロイバルが勝利。
Got his revenge 😤@brandonroyval got it done on short notice tonight at #UFCMexico! pic.twitter.com/y665ceJxUy
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ケージの中でのインタビューで「こうして勝てたのはここにいるみんなと同じようにメキシカンハートを手に入れたからだ。みんな、メキシコ大好きだよ。僕は3世代目のメキシカン。僕もその一部として認めてもらいたい。(メキシコでのジャッジについて)俺はギャングスターだ」と語ると、ケージサイドのフライ級王者アレッシャンドリ・パントージャを向いて、「このクソフライ級の一員として自分を掴もうとしているヤツらがいっぱいいるけど、そういえばここにいるパントージャというクソ野郎を追い払ってやる! パントージャが俺を捕まえることは出来ない。いつだって奪うのは俺の方だ」と、3度目の対戦をアピールした。
Flyweight champ Alexandre Pantoja has a moment with Brandon Royval after tonight’s #UFCMexico main event 👀 pic.twitter.com/fEAxJC9iBm
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