▼第8試合 66.6Kg契約 3分3R
○吉田凜汰朗 (VERTEX/NJKFスーパーライト級王者)
判定2-0 ※30-29×2、29-29
×青木洋輔 (大和ジム/WBCムエタイ日本ウェルター級王者)
昨年9月、NJKFスーパーライト級タイトルマッチに臨んだ吉田は王者・畠山隼人と対戦。5年に渡り王座を保持する難攻不落のチャンプに対し、吉田は3連敗中であり不利の下馬評が多数を占めたが、KOでベルトを奪うと、この試合はNJKF昨年の年間最高試合に選ばれた。合わせて年間表彰で殊勲賞も手にした吉田だが、「昨年は3戦して1勝2敗でしたので、悔しい気持ちの方が大きい」と気を引き締め闘志を燃やしている。
対する青木は2020年にNJKF王座を得た後、2023年7月にはWBCムエタイ日本統一ウェルター級王座も獲得。この試合ではINNOVATION同級王者の梅田勇一に対し、組んでの展開で優位に立ち、5Rを粘り強く戦い判定勝利した。続く12月は地元・名古屋で行われたホーストカップで試合に臨み、カーフキックで2R KO。心地よく年越しを果たしている。v
スーパーライトの吉田に対し、青木寄りの契約体重で行われる一戦。キャリアと体格で上回り、先輩王者の意地がある青木にはプレッシャーの掛かる試合となる。対して吉田は戴冠初戦、常々目標として掲げる“本物”であることをこの戦いで示さなくてはならない。
1R、吉田は左ミドルとジャブで試合を作り、青木はジャブと右カーフキック。ジャブの打ち合いが度々見られる。
2R、左右のストレートをヒットさせていく吉田に青木は組み付いていくが、右カーフを蹴ると吉田がバランスを崩す場面も。
3R、右カーフを警戒する吉田はサウスポーに構え、左ストレートとテンカオ。ならばと青木は組んでヒジを打っていき、吉田を流血させるが吉田はストレートを当てに行く。終盤、青木の右ロングフックが吉田を捉えたが、判定2-0で吉田が勝利した。