▼第9試合 NJKF スーパーライト級 3分3R
○ジャムワンスック・ゲッナァーウィー (タイ/ゲッナァーウィー/ジッムンノーンスタジアム認定スーパーライト級王者)
判定3-0 ※30-27×3
×真吾YAMATO (大和ジム/元NJKF同級王者)
183㎝の長身でキャリア初期から期待を受けた真吾は21年末にNJKF暫定王座を戴冠。翌22年には当時新日本キックのエースであった重森陽太を敵地でTKO、その後WMC日本王座も獲得と飛躍した。ONEではオープンフィンガーグローブを着用してのムエタイマッチに臨み、ヒジと左右フックを振るって猛攻、1勝2敗の星を残した。
今回迎えるジャムワンスックはサウスポーから繰り出すミドルとストレート、左の攻撃を主武器とし、のこされている試合映像では左ミドルを受けた相手が右腕にダメージを見せTKOとなるものもあった。組んでも体幹の強さを感じさせ体を折られず、逆に相手を組み倒していく。組み際にも縦・横とヒジを飛ばすため、真吾とのヒジ合戦も見られるかしれない。
昨年9月、ONEでの前戦では初回KOに沈んだ真吾。タイの現地王者を迎える一戦で持ち前のラッシュを炸裂させ今年の行く先を切り開きたい。多方面へのアピールはなるか。
1R、伸びのある左ミドルを決めていくサウスポーのジャムワンスック。真吾はそれに縦ヒジを合わせに行くが、真吾の蹴りにジャムワンスックが右フックをリターンし、真吾は一瞬腰を落とす。その後も左のパンチとヒジで狙い撃ちするジャムワンスック。
2R、ジャムワンスックの左ミドルに右ミドルで対抗する真吾。組んでの攻防でもジャムワンスックがヒジとヒザで優勢に。真吾は右カーフを蹴っていく。
3R、ヒジで勝負をかける真吾だがジャムワンスックは左ミドルを蹴って下がる。追っていく真吾が右ストレートをヒットさせるが、首相撲ではジャムワンスックが有利な体勢で組み、逆転を許さずフルマークで判定勝ち。東西対抗戦は両軍5ポイントのイーブンとなった。