▼第2試合 キャッチウェイト (-62.6kg) キックボクシング 3分3R
×奥山雅仁(OISHI GYM)
判定0-3
〇テミルラン・ベクムルザエフ(ロシア)
奥山は名古屋の名門OISHI GYMのホープで、SB日本ウェルター級王者・奥山貴大の弟。プロデビューから5連勝を飾り、6戦目で初黒星を付けられたが、2023年5月にS-BATTLEライト級王座を奪取すると、6月に修斗で行われたCKC2023 -63kgトーナメントでは優勝。8月のRISEで陽勇に判定負けで連勝がストップ。12月にはホーストカップで宮本雅大に勝利して再起を果たしている。戦績は10勝(4KO)3敗。柔道初段。
ベクムルザエフは2023年2月からONEに参戦して1勝2敗。キックボクシングルールでの1勝は反則勝ちによるもの。
1R、ベクムルザエフはパワーのある右ストレート、左フック、左ボディを打つ。奥山はヒザで対抗するが左フックをもらう。ジャブを突く奥山だがベクムルザエフは鋭いステップインで距離を詰めて左フックを打つ。後ろ蹴り、次にバックハンドブローを繰り出すベクムルザエフ。終盤、入り込もうとしたベクムルザエフに奥山がテンカオを2度連続してヒット、サウスポーになったベクムルザエフには左テンカオを突き刺す。
2R、ジャブで前に出て行く奥山は距離を詰めると右ストレート。ベクムルザエフが左フックから入って来るとテンカオで迎え撃つ。ベクムルザエフが1回転してからの左ローを蹴ると、これがローブローとなって試合は中断。ジャブから右ストレートを打つ奥山は、ベクムルザエフの左フックにまたも左テンカオを合わせる。ワンツーで主導権を握る奥山。
3R、思い切り左右のフックを振り回すベクムルザエフ。奥山は両腕ブロックから右ストレート、左ボディ、ヒザを蹴る。強引に入って来るベクムルザエフに左ボディ、左ヒザの奥山。入って来たベクムルザエフに奥山がヒザを突き上げると、これがローブローとなってしまい中断。再開後すぐ、ベクムルザエフの右フックがクリーンヒット。嵐のような左右フックで畳みかけるベクムルザエフが左フック、右フック、バックハンドブローで奥山が大きく左右にグラつく。それでもヒザで対抗した奥山だったが、3Rに決定的な場面を作ったベクムルザエフが判定勝ちした。