ムエタイ
レポート

【ONE】メインの後回しにされた試合で残り1秒の大逆転KO劇、タイガームエタイ所属の佐藤知稀が激戦を制して白星デビュー、奥山雅仁は惜しい敗戦

2024/02/09 22:02

▼メインイベント(第11試合)バンタム級 ムエタイ 3分3R
○ランボーレック・チョー・アッジャラブーン(タイ)
判定3-0
×ソネル・シェン(トルコ)


 ランボーレックは2023年3月からONEに参戦。2連続KOでいいスタートを切ったが、その後は2連敗。前戦のエイサー・テン・パウ戦ではKO負けを喫した。対するシェンは2023年11月からONEに参戦し、2連続KO勝ちを飾っている。


 1R、スイッチを多用するシェンは歩くように左右に構えを変えながらパンチを繰り出す。ランボーレックが右ローを蹴ってくるとバックステップでかわす。ならばとランボーレックは右ミドルでシェンの左腕を蹴る。軽快なステップを使うシェンが入ってくるところに右ローを合わせるランボーレック。中盤から後半は右ミドルで試合を作りながら、シェンが出てくるところに攻撃を合わせた。


 2R、シェンはワンツー、左インローを蹴りパンチをまとめる場面もあるが、ランボーレックは左右ミドルで腕を蹴り、シェンがバックステップしたところへワンツーで入り込む。ジャブを打つが下がるシェンにランボーレックは右ミドルを蹴っていく。シェンが前へ出てくるとワンツーを合わせる。シェンの右ストレートをもらったランボーレックだが、ロープを背にしながらも打ち合ってみせた。


 3R、シェンがジャブからワンツーで前へ出るがランボーレックは右ミドル。シェンの前進にも右ミドルを合わせ、それでも入ってくると組んでのヒザ。シェンの左をかわしたランボーレックが右ストレートを強打する。これが何度も決まる。組むとヒザ、ヒジ。離れると右ミドル、シェンが打ち返してくると左のパンチをかわしての右ストレートを打つ。シェンが出てくるところに左フックも合わせた。手詰まりになったシェンはパンチが雑になり、空振りが増える。


 判定は3-0で巧みな技術を駆使したランボーレックの完勝となった。

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