▼第5試合 フェザー級 キックボクシング 3分3R
〇モハメド・ブタザ(モロッコ)
判定2-1
×ドミトリー・チャンゲリア(ロシア)
チャンゲリアと対戦するブタザは元Enfusion -67kg世界王者で、2022年5月からONEに参戦。初戦でダビット・キリアに勝利したが、シッティチャイ・シッソンピーノン、モハメド・シアサラニには判定負け。2023年9月にフルカン・カラバフから1年4カ月ぶりの白星を勝ち取った。戦績は15勝(4KO)2敗。
1R、ブタザは序盤からスイッチを多用し、サウスポーで左インロー、左ミドル。オーソドックスになると右ロー、テンカオ。チャンゲリアもスイッチを多用してサウスポーから左ストレートを伸ばす。右ボディストレートを打ち合い、前蹴りを蹴り合う。前に出るチャンゲリアが手数で上回る。
2R、互いに前蹴り、右ミドル、右ボディストレート、右ストレートを当て合い一歩も退かない。チャンゲリアはテンカオからの右ストレート、ブタザはテンカオを合わせに行き、チャンゲリアが下がると飛びヒザも繰り出す。サウスポーで左ストレートからの左アッパーも。終盤には左右ミドルも当ててブタザがリード。
3R、チャンゲリアのハイキックを見事なスウェーでかわすブタザ。左右前蹴りの連打でチャンゲリアを下がらせるが、チャンゲリアは後ろ蹴り2連発で逆襲。右ストレートをヒットさせるチャンゲリアが前へ出てパンチを繰り出していく。前蹴りからヒザ、左ボディと攻撃をまとめらブタザはさらにヒザで畳みかける。ここで初めてチャンゲリアが防戦体勢に。ヒザ、左フックのブタザに手数の減ったチャンゲリアは左右ストレートを繰り出すがスピードがない。