▼第6試合 バンタム級(61.2kg契約)王座次期挑戦者決定戦 5分2R(延長1R)
〇小倉卓也(スカーフィスト)
[1R 1分13秒 ギロチンチョーク]
×唐沢タツヤ(GRABAKA/T-GRIP TOKYO)
※小倉がバンタム級王者・河村泰博への挑戦権を獲得
現バンタム級王者は、クリスマスにPANCRASEバンタム級暫定王座決定戦に臨む河村泰博(和術慧舟會 AKZA)。その挑戦権を小倉卓也(スカーフィスト)と唐沢タツヤ(GRABAKA/T-GRIP TOKYO)が争う。
MMA15勝13敗の小倉は、修斗、PFCを経てNEXUS参戦。初戦は村田康大に判定負も、2022年11月に大石真丈に、2023年5月に小林博幸に、いずれも1R 腕十字で勝利。8月の後楽園大会で渡部修斗のMMA引退試合で、PFCバンタム級王座を賭けて戦い、判定2-0で惜敗。王座陥落した(※渡部は3月3日『PFC.32』で亀松寛都を相手に一夜限りの防衛戦)。今回は再起戦となる。
対する唐沢は、2019年7月にNEXUSに初参戦し、大石真丈、井上晧平に判定勝ちするなど3連勝も、福島啓太、森山壱政、寿希也の強豪相手に3連敗。しかし、その後は髙杉遼介に一本勝ちすると、森永進登。堀友彦を相手に判定勝ちでまたも3連勝。今回のコンテンダー争いに漕ぎつけた。
1R、オーソドックス構えの小倉に、サウスポー構えの唐沢は左ミドルハイを2度打つ。ブロックする小倉は左ジャブで圧力をかけて右。唐沢はニータップに入るが、小倉は切ってがぶり。左で首を抱えて金網に押し込み、唐沢の左足を持ち上げ回して背中を着かせると、左は首を抱えたまま、左ヒザを押してパスガード。マウントでノーアームギロチンチョーク! タップを奪った。
試合後、マイクを持った小倉は「勝ったのでチャンピオンとやらせてもらえるんで来ました。河村選手いますか。よろしくお願いします」と呼びかけた。
ケージインした河村は「FightingNexusバンタム級チャンピオン、PANCRASEバンタム級1位の河村泰博です。今日、すごい盛り上がっていいかなと思います。いま小倉選手の試合を見て、唐沢選手も素晴らしい選手で、その選手にこの勝ち方なんでもう逃げられないと思います。1週間後(12月24日)にPANCRASEでタイトルマッチで、いまNEXUSの山本空良選手も横山武司選手もRIZINに出ているので、NEXUSに俺が出るしかないので、来年必ず防衛戦をやらせていただきますんで、よろしくお願いします」と、小倉を挑戦者に、防衛戦を行うと返答した。