▼第5試合 バンタム級(61.2kg)契約 5分2R(延長1R)
〇神部篤哉(ABLAZE八王子)
[判定3-0] ※20-18×3
×塩谷優斗(スカーフィスト)
柔道ベースの神部は、2023年5月に伊藤光に判定勝ち後、荒井真人に1R TKO勝ちで2連勝。塩谷は、7月の「PFC 30」で青木大地に一本勝ち。
1R、ともにオーソドックス構え。塩谷は左の蹴り、神部は右を突いて前に出ると塩谷から組みに。四つ組みから右で差して投げた神部は立つ塩谷のスタンドバックに。体を入れ替え左で差して押し込む塩谷はシングルレッグへ。キムラクラッチを組む神部。
後方に回した神部はバックにつこうとするが、正対する塩谷が左で差して押し込み。右でヒザを突く。金網背にする神部はネルソンで引き込みも、首を抜く塩谷が上に。インサイドからパウンド狙いも、神部は下から腰を切って腕十字へ。すぐに察知しかつぎパス狙う塩谷に、立ち上がる神部。
そこを追って押し込むのは塩谷。再びキムラクラッチ狙い、ネルソンで差し上げる神部に回って外して離れる塩谷。先にダブルレッグに入るが切る神部は右! 塩谷も右バックフィストを突く。
金網に押し込みヒザを突く神部。押し戻す塩谷との打ち合いから右を振ってシングルレッグの塩谷に神部は、背中ごしに左腕に腕十字へ。それを持ち上げて外す塩谷に、神部が三角をしかけたところでゴング。
2R、左右を突く神部にカウンターのダブルレッグに入る塩谷。すぐに差し上げる神部。塩谷は左前手を突くと、そこに右をかぶせにいく。塩谷が右を強振すると、そこにダブルレッグテイクダウンは神部! 尻を着いた塩谷は金網背に立とうとするが、その際でバックを狙いつつ右でパウンドする神部。
いったん背中を見せながら立つ塩谷も四つに持ち込み、体を入れ替え左で差して押し込み右ヒザ。みたびキムラを狙う神部。一気に後方に回してすぐさまセンタク挟みの不良先輩ゆずりの動きで極めに行くが、ここもスクランブルですぐに立ち上がり押し込む塩谷。
左で差してこつこつヒザを突く塩谷。右小手の神部は左ヒザを突いて、またもキムラで回すが、ここもスクランブルで立つ塩谷は左ハイをガード上に突くなど運動量が落ちない。
ともに右を打ち合い、跳びヒザで前に出る塩谷。左ジャブの塩谷に、神部も左ミドルハイ。塩谷は右ハイを打って右ストレート。さらに苦しい時間帯にシングルレッグへ。金網背にする神部は押し込む塩谷の頭にこつこつパンチ。残り10秒で神部が体を入れ替え、塩谷が離れたところでゴング。
判定は3-0(20-18×3)で神部が勝利。サブミッションアテンプトが評価されたか。スタンドでも組みでもアグレッシブに攻めた塩谷にとっては次への課題も見えた、好試合となった。試合後、神部はバンタム級の上位陣との次戦を望んだ。