キックボクシング
インタビュー

【ONE】武尊に最速インタビュー「ロッタンは真っ向から小細工なしの打ち合いをしたがっている目をしていた」「この2人で3分5R打ち合ったら絶対にどちらかが倒れる」

2023/12/01 12:12
【ONE】武尊に最速インタビュー「ロッタンは真っ向から小細工なしの打ち合いをしたがっている目をしていた」「この2人で3分5R打ち合ったら絶対にどちらかが倒れる」

ロッタン戦が終わったら「身体が壊れてもいい」くらいの気持ちで練習しているという武尊

 2024年1月28日(日)東京・有明アリーナで開催が決まった『ONE Championship』の日本大会『ONE 165』にて、ONEムエタイ世界フライ級王者ロッタン・ジットムアンノン(タイ)と対戦するK-1三階級制覇の武尊(team VASILEUS)がインタビューに答えた。


 この試合はフライ級(-61.2kg)ONEキックボクシングルール3分5Rで行われ、ケージではなくリングが使用される。

 武尊は2011年9月にKrushでプロデビュー。2013年の「Krushフェザー級初代王座決定トーナメント」で優勝して王座に就くと、2015年にK-1初代スーパー・バンタム級王座、2016年にK-1初代フェザー級王座、2018年にK-1第4代スーパー・フェザー級王座をそれぞれトーナメントで優勝してK-1史上初の3階級制覇を達成した。2022年6月、那須川天心に判定負けも2023年6月にベイリー・サグデンをKOしISKA K-1ルール世界ライト級王座を獲得して復活。戦績は41勝(25KO)2敗。

結局、殴り合うんだろうなって


――ついにロッタン戦が決定し、記者会見が終わりました。今どのような心境ですか?

「ひとつやっとホッとしたところがあるのと、いよいよだなって気合いが入る心境ですね」

――フェイスオフではバチバチのにらみ合いを展開しました。

「やっぱり向かい合うと早く試合がやりたくなりましたね。ロッタン選手は凄くいいオーラを持っているし、コイツと殴り合ったら楽しいだろうなって気持ちでした(笑)」

――目を合わせてスイッチが入りましたか?

「抑えていましたけれど、楽しみな気持ちが増えましたね」

――ロッタンと戦うと決めてからは、ロッタンに集中して練習や対策をしてきたんですか?

「そうですね。6月の試合が終わってからはずっとロッタン選手のことを考えてやってきました。実際にはその前から、『THE MATCH 2022』で負けて辞めようと思って、その後にもう一度やろうとなったのはロッタン選手と戦いたいとの気持ちが出てきたからなので、あの試合後の1週間後くらいにはロッタン選手のことを考えてやっていましたね」


――では、対策はもう完璧に出来ている?

「対策と言っても相手も人間なので変わるし、作戦を立てたりとかは今までもあまりやっていなくて。自分の中の感覚でこれがいいんじゃないかと考えながら練習をやっていて。それって日々変わって行くし、リングに上がった時もまた変わるかなと思うので、いろいろなパターンを想定しつつ、結局、殴り合うんだろうなって考えながら練習しています(笑)」

――もうすでに、かなりシェイプされているように見えます。

「今までで一番いい練習が出来ているんじゃないかなと思うし、その分、身体の消費は凄く大きくなるので、1月28日の試合が終わったら身体が壊れるんじゃないかなってくらい練習しています。それでもいいというつもりでやっていますね」

――ハイドレーションテストも気になりますか?

「そうですね。だから普段の体重をだいぶ下げるようにはしています。脂肪で落とせるところは限界があるので、水抜きが出来ないとなると筋肉量も少しずつ落とさないといけないだろうなっていうのがあります」

――実際に試してみましたか?

「それはまだやっていませんが、ハイドレーションテストの検査キットを購入して、検査だけは定期的にやっています。練習後で汗を出した状態だと基準値を超えてしまうので、水抜きはほぼ出来ないような感じにはなると思いますね」

――ハイドレーションテストに引っかかる選手は多く、初めてとなると一番の大敵となりそうですね。

「大変ですね。正直、けっこうハードルは高いと思いますけれど、試合をやるためにはやるしかないです」

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