▼第8試合 DEEP JEWELS フライ級 5分2R
〇栗山 葵(SMOKER GYM)56.5kg
[1R 2分51秒 TKO] ※左ストレート
×齊藤百湖(EX FIGHT)56.95kg
栗山は、プロMMA5勝5敗1分。キャリアの初期は苦手としていた組み・寝技をつかれて黒星が続いたが、2022年7月にNORIと引き分けると、組みの課題を改善させてサウスポー構えの左の強打を活かして、Te-a、 藤田翔子に連勝。2023年2月に中井りんに一本負けしたものの、6月の前戦ではRIZIN北海道大会に参戦し、熊谷麻理奈の右に左ストレートを合わせて1R KO勝ちを収めている。
対する齊藤百湖(百瑚)は、EXFIGHT所属。全日本学生柔道選手権63kg級で3位の実績を持ち、2022年9月の「DEEP JEWELS 38」でのアマチュアMMAではフライ級で万智にも判定勝ち。9月のプロデビュー戦でいきなりNORIと対戦し、テイクダウンを奪うもグランド状態での反則のヒザ蹴りで「減点1」を受け、スプリット判定で惜敗している。
オーソから鋭い踏み込みでサウスポー構えの万智に打撃を当てて、組みを切って勝利している齊藤だが、栗山相手には、いかにポジション取りして頭を振って立ち会い、上下の組みで寝かせて削れるか。ケージでの組みの切り、際の打撃、立ち上がりに長けている栗山は、背中をつかずスタンド勝負の時間を長くしたい。
試合決定に、栗山は「対戦カード発表されました。早く試合したい。試合重ねるにつれて成長してるので成長した所を魅せます! 大阪からたくさん選手が出るので応援よろしくお願いします! 絶対負けへん」と、試合が待ち切れない様子。
齊藤も「試合決まりました!! ずっとやりたかった栗山選手。間違いなくバチバチの試合になります。楽しみです」と、強打者相手に「バチバチの試合」をするとした。
日本女子MMAの勢いを示す、プロ2戦目の大型ルーキーの齊藤と、キャリア4年の栗山による、注目のフライ級戦だ。
栗山「(完全決着発言に)そういわれることが嬉しかったし、同じフライ級で一番やりたいなと思っていました。強かったんで。ブッ倒しにいきます」
齊藤「絶対、このフライ級でやりたかった相手なのでめちゃ嬉しいです。“バチバチ”と言っていましたが、どっちかがブッ倒れて、どっちかが勝って笑っている試合になると思います」
1R、サウスポー構えの栗山。齊藤は右ボディストレート。栗山は左インロー。その詰めに齊藤も左ジャブを突く。左ストレートの栗山。
齊藤のジャブからの入りに左を合わせる。さらに圧力をかけて、齊藤に金網を背負わせると立ち位置を変えて左ストレート! 崩れた齊藤にパウンド連打でレフェリーが間に入った。