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2023年9月30日、大阪・176BOXにて『GLADIATOR 023』が開催された。
前日計量では、フェザー級タイトルトーナメント決勝戦出場のMGL-1王者ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)が65.75kgで1.75kgオーバー。対戦予定のパン・ジェヒョク(韓国)がトーナメント優勝となり、決勝前にフェザー級王者となった。
試合は、両選手の強い要請により主催者判断にてフェザー級ワンマッチとして実施され、ダギースレンはイエローカード2枚からスタートする。
フィリピン・モンゴル・韓国からの来日選手も参戦する同大会の全21試合に出場するファイターで、計量失敗はダギースレンのみ。ほか全選手が計量をパスしている。
大会は、バンタム級・PROGRESSウェルター級暫定タイトルマッチ戦のほか、全21試合が繰り広げられる。なおチケットはVIP席以外は完売となっている。
【写真】12月9日大会に参戦が決定した竹中大地「過去最高の自分でここに立ちます」。
BODYMAKER presents「GLADIATOR 023」速報
2023年9月30日(土)大阪・176box
開場/12:00 開始/13:00 ※12:40 OPファイト実施
【メインカード】
▼第15試合 GLADIATORバンタム級タイトルマッチ 5分3R
〇竹本啓哉(ALIVE)61.20kg
[判定2-1] ※29-28×2, 28-29
×テムーレン・アルギルマー(Shiqen Beelii/モンゴル/第7代GLADIATORバンタム級王者)61.20kg
※竹本が王者に
当初、6月の『GLADIATOR 022』において開幕した「バンタム級GP準々決勝」後半の4試合が行なわれる予定だったが「取りやめ」に。6月大会では前王者・神田T800周一、テムーレン・アルギルマー、竹本啓哉、そしてフィリピンから挑んだジェイソン・マルガリョが熱い戦いを繰り広げ、今大会で準々決勝出場に強い意欲を持ち、同GPの中心となると目されていた選手も名乗りを挙げていたが、「諸事情により出場を見合わせ」に。
その結果、前半戦出場の4選手に相応しいファイターの出場が見込まれないのであれば、「いたずらに試合数を増やしたトーナメント戦を実施するよりもGPを中止」し、本来はGP準決勝兼タイトル戦として12月大会で行う予定であった王者テムーレンとチャレンジャー竹本啓哉の一戦が、今大会で行われることになった。
1R、オーソから入るテムーレンは強い右ロー。サウスポー構えから左ジャブを当てる竹本だが、テムーレンの左を被弾! 下になりながらテムーレンのパウンド・鉄槌連打を受けながらもに足をからめて外がけからヒール狙い。サドルロックを組むと、アオキロック、ストレートフットロックで絞るもゴング。
2R、明らかに手打ちになるテムーレンに竹本は左を突き、ダブルレッグテイクダウン! バックテイクから4の字ロックへ。テムーレンは左腕を右に両手で手繰り、リアネイキドチョークを防御。正対に成功して離れると上から強いキック。またも竹本は足をからめるがゴング。
3R、テムーレンの詰めにシングルレッグからバックに回ろうとする竹本を潰したテムーレンだが、下の竹本はキムラクラッチに。トップから頭つきになったところでテムーレンは腕を外して立ち上がり、竹本の入りにカウンターで左ジャブ、ミドルも当てるが、竹本もシングルレッグ。テムーレンはがぶりからクォーターネルソンも、竹本はファーフックハーフガードからバックテイクしたところでゴング。
判定は2-1に割れ、29-28×2, 28-29で竹本が勝利。第8代バンタム級王座についた。
再びベルトを腰に巻いた竹本は「どちらが勝ってもおかしくない試合でした。真剣に練習する機会を与えてくれてありがとうございます。こういう機会をいただいて今後、もっと強いチャンピオンになってGLADIATORの価値を高めたいと思います。また、ほかの団体でも強い選手と戦いたいと思います」と語った。