▼第3試合 Krushバンタム級 3分3R延長1R
〇藤田和希(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
KO 2R 2分38秒 ※右フック
×鵜澤悠也(RIKI GYM)
藤田は2018年11月にKrushでプロデビューし、2021年2月に大石和希にKO勝ちも11月に池田幸司にKO負け。2022年3月に豊田優輝からKO勝ちを収め、8月のK-1で初参戦の石井一成を迎え撃ったが、KO負けを喫した。戦績は5勝(2KO)6敗。
鵜澤は小学5年生でボクシングを始め、アマチュアボクシングの強豪校で知られる習志野高校・東洋大学で活躍する。キックボクシング転向後は第27回K-1アマチュア・チャレンジAクラスで優勝。2019年にABEMAの「格闘代理戦争」に出演し“ビッグマウス”として注目を集める。2020年2月にKHAOSでプロデビューし、同年9月のKHAOSで行われたワンデートーナメント「DREAM KHAOS」では2連続KO勝利で優勝したサウスポー。その後は3連敗を喫したが、2023年6月の白幡太陽戦で勝利をつかんだ。戦績は3勝(2KO)4敗。
1R、サウスポーの鵜澤はジャブ、左インロー、左ミドルと攻撃を散らしていく。藤田はローを返すが鵜澤は距離を保って攻撃を散らしていった。
2R、藤田がヒザを出したところで鵜澤が右フックを合わせ、片足立ちだった藤田は倒れてダウン。再開後、藤田もインローを蹴っていくが、鵜澤は左三日月、さらにパンチで軽快に攻めていく。しかし、その攻めモードのところで藤田に右ヒザをボディに突き刺されてダウン。ダメージは鵜澤の表情を見ても深刻で、藤田は再び右ヒザでボディを突き上げ、倒れかかった鵜澤にダメ押しの右フックでダウンを追加。レフェリーがここでストップした。
逆転KO勝ちとなった藤田は「1R盛り上げないとだめだなと思ってダウンとられたんですけれど、2Rで倒せてよかったです。去年世界王者に2連敗して自信なくして辞めようかなと思ったんですけれど、いろいろな人のおかげでこうしてKO勝ちできて感謝しかないです」とマイクで心境を語った。