▼第7試合 Krushミドル級 3分3R延長1R
〇ブハリ亜輝留(WSRフェアテックス幕張)
判定3-0 ※30-28×2、29-28
×大石昌輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第7回・第8回・第9回JKJO全日本空手道選手権重量級優勝)
ブハリは中学でボクシング、高校でキックボクシングを始め、グローブ空手の試合でキャリアを積む。大学卒業後に渡米し、現地ではガソリンスタンドの経営者としても活躍。帰国後にプロデビューし、K-1 JAPAN GROUPには2021年2月から参戦。夜叉猿をKOしたが2戦目で神保克哉にプロ初黒星。11月には今回再戦するモリにKO負けと連敗を喫する。2022年6月にはEITOにTKO勝ちで再起。11月にジュリオ・セザール・モリも破った。2023年6月の「K-1 WORLD GP初代ミドル級王座決定トーナメント」のリザーブファイトでは吉野友規をKOしている。戦績は6勝(5KO)2敗1分。
フルコンタクト空手界で活躍した大石は4歳で空手を始めジュニア時代から頭角を表し、中学・高校と数々の大会で優勝。2015年から2017年までJKJO全日本一般重量級では3連覇を達成。フルコンタクト空手の統一大会であるJFKO全日本選手権大会でも上位に進出している。空手時代は内廻し蹴りを得意に。2023年3月のKrushでデビューし、1Rわずか52秒でKO勝ちすると、6月のK-1では夜叉猿も1R1分17秒でKOした。
1R、大石は右カーフと左ローを中心に、前蹴り、内廻し蹴り、ミドルと多彩な蹴りを上中下へ蹴っていく。ブハリは右ストレートから近付いてパンチを繰り出していくが、大石は蹴り一辺倒にならずしっかり左右フックも返す。しかし、ブハリがヒザをボディへ突き刺すと、大石に焦りの表情が見られるように。
2R、大石は左右フックを繰り出し、左右のローを内側と外側へ蹴っていく。ブハリはこのローに動きが止まるが、右ヒザを突き刺して右ストレートを繰り出す。離れ際の左フックも。大石は組むような状態から左右ローを蹴っていく。
3R、互いにダメージのある両者は押し合い、組み合いのような状態から大石は左右ロー、ブハリは右ヒザを突き上げる。その展開が続く中、ラスト30秒でブハリが勝負に出て大石を突き放して左右のフックを繰り出す。大石もクリーンヒットは許さなかったが、確実に見栄えはいい。