▼第5試合 キャッチウェイト (126 ポンド) ムエタイ 3分3R
〇大田拓真 (新興ムエタイジム)
判定3-0
×ジェルテ・ブロマート(ベルギー)
大田はジュニアキックを経て2015年4月にプロデビュー。2019年にS1ジャパントーナメントを制し、RISE、KNOCK OUTにも参戦。2022年5月にはKrushに参戦し、蹴りのテクニックを駆使して佑典から判定2-0で勝利を収めた。前戦は6月の新日本キックで同団体のフェザー級王者・瀬戸口勝也に判定勝ち。元WBCムエタイ日本統一フェザー級王者。
ブロマートは2023年2月の『ONE Friday Fights 5』で初参戦すると、ティーヤイに初回TKO負け。5月の『ONE Friday Fights 17』の再登場では中国のリー・グオジェンに2RでKO勝ちしたが、7月の『ONE Friday Fights 26』ではゴンチャイに判定負けしている。
1R、大田は左ミドルを蹴り、ブロマートが右ローを蹴って来ると大田は左右の連打を放つ。軽快なステップを踏みながらジャブを多用する大田にブロマートは右フックを強打。ブロマートが右フックから左ボディで前へ出てくるとバックステップから回り込む大田。右ボディストレートからの左フック連打でブロマートを下がらせる大田に、ブロマートは右フックを振って来るが大田はダッキングでかわす。左ミドルを蹴り、左フックを狙い撃ちにしていく大田は、組むとすかさず崩してヒザを突き刺した。
2R、ジャブと前蹴りで距離を作る大田だが、ボディと顔面を打ち分け、左フックでブロマートを下がらせる。一気にラッシュをかける大田が上下の打ち分けからヒジ、さらに組むと一方的にヒザを突き刺す。大田の右ボディストレートに左フックを合わせに来るブロマート。大田はジャブを突き、組むとブロマートをコカす。ワンツーを打ちながらフック、ボディを織り交ぜる大田が左ボディを強打。下がるブロマートに右ボディ、ヒザ。組めば完全に大田のペースに。離れても右フックから右ボディストレート。ブロマートはワンツーを繰り出すが、大田に捕まってヒザの連打をもらう。
3R、大田は左ミドルから左フック、右足を前に出すと同時の右ストレートと的確に攻撃を当てていく。左ヒジで飛び込んでの右フック、さらに左右ボディ連打で畳みかける。ブロマートは後退する一方となり、大田はボディから首ヒザ。ジャブから右ストレート、さらに左右連打とブロマートを圧倒する大田。ブロマートの返しの右ストレート、左フックは見事にかわす。そして組んでのヒザ連打。ボディの連打でブロマートをコーナーに追い詰め、ブロマートの右ストレートには右ハイを合わせる。大田はブロマートのパンチはかわし、すぐに自分のパンチを返す。
これまでの大田とはまるで別人のように序盤からアグレッシブでパンチ主体のファイトスタイルを見せたオープンフィンガーグローブを着けた太田。今後のONEでの活躍が期待される判定3-0の圧勝となった。
📣 #ONEFridayFights32 速報 📣
— ONECHAMPJP (@ONECHAMPJP) September 8, 2023
大田拓真🇯🇵が鮮烈のONEデビュー戦勝利🔥
試合開始からジェルテ・ブロマート🇧🇪を攻め続け、ユナニマス判定で初陣を白星で飾る🙌#ONEフライデーファイツ #WeAreONE #ONEチャンピオンシップ #ムエタイ pic.twitter.com/T9C0c2eJ1I