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レポート

【PANCRASE】田中路教が堅いマネンゲラに涙の判定勝ち「跳ね返されたけどまた世界で戦えるように」。住村が草MAXを完封、連勝の平田直樹が「30周年大会出場」希望、松井斗輝が6連勝!=『PANCRASE 336』

2023/07/09 16:07

▼コメイン 第7試合 ウェルター級 5分3R
〇住村竜市朗(TEAM ONE)第9代DEEPウェルター級王者・21勝8敗1分 77.5kg
[判定3-0] ※30-27×3

×草・MAX(TEAM CLIMB/グラバカ赤羽)HEAT MMA初代ライト級王者・9勝13敗4分 77.45kg

 PANCRASEウェルター級に元DEEP王者の住村竜市朗が参戦する。皇治・青木真也の盟友で、TEAM ONE所属の住村は、2009年11月の修斗でプロデビューを果たすと、12年からは主戦場をDEEPに移し、17年のDEEPウェルター級GP優勝。その間、2015年7月のPANCRASE大阪では、今回対戦する草・MAXに2R、リアネイキドチョークで一本勝ちしている。

 RIZINでは、ストラッサー起一、ジョン・タックに敗れるもレッツ豪太に判定勝ち。その後、DEEPで米田奈央に連勝し、「RIZIN Trigger 1st」で現UFCの木下憂朔に攻め込まれるも反則勝ち。2022年8月のDEEPで鈴木槙吾に1R TKO負けを喫するも、2023年2月の前戦で嶋田伊吹と対戦し、嶋田のリアネイキドチョークを凌ぎ、テイクダウン&グラウンドコントロールでスプリット判定勝ち。再起を遂げていた。

 対する草・MAXは、2020年9月の「HEAT 47」ライト級王座決定戦で阿部右京に2R TKO勝ちで戴冠。2022年5月に岡野裕城に敗れ王座陥落すると、同年9月にPFL入りする前の西川大和に判定負けで2連敗中だ。

 住村のPANCRASE進出に草・MAXは、GENでの練習仲間・林源平の為に住村を止めに来たという。住村が目論見通り最短で王座挑戦するか? 草・MAXが“草魂”見せるか。

住村「DEEPからPANCRASEのベルトを獲りに来ました住村です。なんかね、草は塩に弱いみたいなので、明日はしっかり枯らしてやろうと思います。よろしくお願いします」

「久しぶりのPANCRASEなので、自分は楽しんで試合をやります。枯れないように雑草魂を見せたいと思います」

 1R、サウスポー構えの草の左外足を取る住村。草の左をかわしてボディロックテイクダウン。送り手を掴んでバック狙いも、ケージ蹴ってスクランブルする草に、住村はダブルレッグテイクダウン。片ヒザ立ちになる草にヒザを突く、その際で立つ草。3者10-9住村。

 2R、草の左ヒザに合わせてテイクダウンは住村。二重がらみのハーフの草に右で差して寝かせて細かいパウンド。抱きつく草に左ヒジを内側から落としてサイドに。背中見せて立つ草のバックから左足をかけて背後から細かいパウンド。3者10-9住村。

 3R、草の左の蹴りの組んで左で差してボディロック。後方にテイクダウンした住村。サイドからヒザを突き、右で差して押さえ込むと、背中を見せて立とうとする草のバックにつき、片足をかけてコントロール。寝かせて細かいパウンド。フィニッシュには行けず。

 判定は3-0(30-27×3)で予告通りに漬けた住村が勝利。試合後、マイクを渡され戸惑う住村に、セコンドの青木真也は「止めた方がいいだろう」とバッテンマーク。住村は苦笑してそのままケージを降りた。

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