キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】K-1グループとの対抗戦は般若HASHIMOTOが初回KO、福田拓海がダウン奪ってKNOCK OUTが2連勝、クロスポイント大泉勢が連続KOで盛り上げる、炎出丸が引退式

2023/07/08 19:07

▼第5試合 KNOCK OUT-BLACK -56.25kg契約 3分3R
〇福田拓海(クロスポイント大泉)
判定3-0 ※30-27×2、30-26
×渚(K-1ジム五反田チームキングス)


 福田は2021年に『K-1アマチュア』Bクラス、昨年『KNOCK OUTアマチュア』で優勝を飾り、プロでも2戦2勝(1KO)をマーク。乙津陸に続き将来を嘱望されるクロスポイント大泉のホープである。


 対する渚は『格闘代理戦争』と2020年8月『K-1アマチュア』Aクラス優勝を経て、2021年2月にプロデビュー。これまで7戦を『Krush-EX』を主戦場に行い、2勝(1KO)4敗1分とやや苦しい戦績ながらKO負けは喫しておらず、このあたりで勝利を飾って浮上のキッカケを掴みたいところだ。


 1R、ジャブと右ローから両者始まり、福田は右ローと右カーフをどんどん蹴っていき、右ストレートで前へ出る。渚はジャブと左前蹴り。福田の右カーフが何度も決まり、福田はボディもストレートで打つ。渚の左フックには右ストレートを合わせ、さらにワンツー連打と右ローで畳み込む。遠い距離から右ストレートを当てに行く福田。渚は左ボディからの右ローで対抗し、左右フックを打つが距離が遠く空振り。福田はジャブを連打、そして右ストレート、右ローと距離をとって攻撃を当てていった。


 2R、前に出てくる渚に福田は飛びヒザ蹴りを見せる。福田の右カーフに渚は右ストレート。渚も右カーフを蹴り返し、ジャブを突きながら前へ出てい行くが福田のジャブにアゴが上がる。福田は右ロー。渚は飛び込んでの左フックから左右の連打、福田は距離をとって前蹴りとワンツー、右カーフ。渚の左ボディには右フック、左右ストレートで福田がラッシュを仕掛けて印象づけると、場内の応援団は大盛り上がり。


 3R、前に出る渚が打ち合いに行き、福田はジャブで対抗。右ローの蹴り合い。渚は距離を詰めての打ち合いに持って行こうとするが、福田は右カーフ。離れると右ストレート。福田がジャブ、ワンツーからワンキャッチのヒザ蹴りも繰り出す。さらに左右フックの短い距離でもワンキャッチからのヒザ。笑顔を浮かべる福田に渚は左右フックで前へ出るが、福田も左右フック、そして右ストレートをヒット。近付くとワンキャッチからのヒザだ。ジャブ、右ストレート、左右フック、ワンキャッチからの膝と圧倒する福田。ラスト10秒でラッシュをかけると、右フックからの左フックでダウンを奪う。



 判定は3-0で福田の勝利。KNOCK OUTに勝利をもたらし、「今回K-1との対抗戦に選んでいただいて感謝しています。そして復帰戦を組んで下さってありがとうございます。僕、適正階級がまだ分かってなくて、フェザーかスーパーバンタムでやっていこうと思っています。これから強くなっていきます」と躍進を誓った。

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