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【RIZIN】朝倉未来、ヒロヤと伊藤裕樹は「五分五分」。「ヒロヤ君は急成長している。練習の実力を試合で発揮することができれば、普通に勝てる」=7月30日(日)『超RIZIN.2』

2023/07/06 12:07
【RIZIN】朝倉未来、ヒロヤと伊藤裕樹は「五分五分」。「ヒロヤ君は急成長している。練習の実力を試合で発揮することができれば、普通に勝てる」=7月30日(日)『超RIZIN.2』

(C)ゴング格闘技/RIZIN FF

 2023年7月30日(日)『超RIZIN.2』(さいたまスーパーアリーナ)で「朝倉未来チャレンジ」一期生のヒロヤ(トライフォース赤坂)が、伊藤裕樹(ネックスイチムエ)と対戦が決定したことについて、朝倉が囲み取材に応じた。

 朝倉は、ヒロヤについて「一期生のなかで当初、一番期待していた」と言い、「今回、いろいろな思いがあって、この話をしてきたと思うけど、僕としてはヒロヤ君に何も背負わず、自分のためだけに戦ってほしい。僕は西谷君に『魅せる試合をしてほしい』って言ったけど、ヒロヤ君には今回、何がなんでも、つまらない試合をしても勝ってほしい。どんなにつまらない試合でも相手に勝ったら全部覆る」と、勝利を最優先してほしいと語った。

 MMA13勝5敗の伊藤に対し、ヒロヤは8勝10敗1分と負け越しているが、朝倉の勝敗予想は「5:5」。観客2万5千人という大舞台をお膳立てした師匠は、「本当に、一緒に練習しているから分かるけど、(ヒロヤは)ここ最近すごい急成長してて。練習の実力を試合で発揮することができれば、普通に伊藤裕樹選手にも勝てる」と、愛弟子の背中を押した。

ヒロヤくんの力を借りた、というところもある(朝倉)

――ヒロヤ選手からRIZINに参戦させてほしいという直訴があったというのは、西谷選手の試合から何日後くらいでしたでしょうか。

「2日後とかですかね。RIZINに出してほしいというほどではなかったんですけど、悔しい思い。西谷くんが負けたのをそばで見て、実力を発揮できなかったところを見て、自分にもチャンスが欲しい的な、そんなような感じだったと思います」

――未来選手としては、ヒロヤ選手の実力でRIZINに送り込むことに迷いはなかったでしょうか。

「ありましたね。タイミング良くRIZINからプロモーションもお願いされていて、自分の試合(vs.ヴガール・ケラモフ)も含めて、弟(朝倉海vs.フアン・アーチュレッタ)の試合とか、堀口恭司選手の試合(vs.神龍誠)とか、素晴らしい試合がたくさん組まれている。この大会をたくさんの人に見てもらいたいという思いがあるので、どうにかして違う方向からも宣伝できたらなとは思っている中で、BreakingDownと対抗戦とかやったら、BreakingDownを見ている人たちが見に来てくれるんじゃないかと。

 そういう構想の中で、でもRIZINの舞台なら5分3R、MMAで戦わなきゃいけない。西谷(大成)君が負けて、ストーリーができて、5分3Rを戦えるBreakingDownの選手はヒロヤ君しかいないかなというところで、だったらここで、リスキーではあるというか、負けたら本当に2人ともそういう選手だったら終わるので、とんでもなくリスクはあると思うんですけど、行くしかないかということで決めました」

――RIZINはあまり見ない、BreakingDownをよく見ているようなファン層を『超RIZIN.2』に持っていきたいという思いが?

「もありますね。カード発表の動画もそうですし、社長に直談判しに行った動画も僕のYouTubeで上げるので、その時点で、『超RIZIN.2』の存在を知らなかった人にも届くと思うんですよ。100万再生絶対超えるだろうし。そういった意味も含めて、“ヒロヤくんの力を借りた”と言ってもいいのかなというところでもあって。ただ、すごい厳しい戦いにはなると思う。飛び級で出たということは間違いないし、結局(榊原信行)社長も言っていましたけど、リングの上に上がったら勝敗がつくので、出るのがゴールじゃない。本当に彼にとっては厳しい戦いになると思いますけど。その覚悟も見受けられたので、僕も推薦したという感じです」

――前回の西谷選手の試合を未来選手はどう分析されていますか?

「試合前予想でいうと、YouTubeでも予想動画を出しているんですけど、西谷くんの試合だけ(勝敗を)外したんです。戦前、7:3くらいで西谷くんが勝つと思っていて。たとえば100回戦ったら何回か勝つくらい、実力が拮抗していると思うんです。でも結局、格闘家って試合で勝つために練習していて、練習だけ強くても意味ないし、あの大舞台1回で負けたということのデカさは変わらないので、本当にその日、西谷くんが弱かったというだけです」

――西谷選手が最後にもらった左フックに関して、跳びヒザに合わされた。あの展開に対してはどう分析していますか。

「試合自体はとても良かったなとは思ってて、テイクダウンも良かったし。あとは攻めの姿勢も良かったし、跳びヒザも選択としては良かったと思っていて。ただ、自分の攻撃のときに相手の攻撃が見えていないというのが敗因かなと思います。あと、シンプルに鈴木(博昭)選手の左フックが見事でしたね。あれは普通にすごかったと思います。素晴らしい“合わせ”だったと思います」

――西谷選手がフィニッシュされたときに、朝倉選手の顔が映し出されて、ちょっと怒っていたようにも見えました。それは試合の結果ではなくて、たとえば練習でやってきたことと違うことをやったからなのか、それとも別の感情でしたか。

「いや、まったく怒っている感情ではなかったんですけど、そう見えたのかな。というよりは、どちらかといったら悲しんでたんです」

――その悲しみというのは、負けたことに?

「もちろんここで勝てなかったかという。ちょっと自分に重ねている部分があって、同じ歳(26歳)でRIZINデビューしたのと。俺もTHE OUTSIDER出身ということで、同じような賛否の中だったし、当時の下馬評も全然俺のほうがたぶん低かったので。そこを乗り越えた自分に重ねてて、期待してた部分があって。そこがちょっとがっかりというより、悲しかったという感じですね」

――西谷選手の試合の前に未来選手は「アンチを黙らすような試合をしてほしい」と言っていて、結果、アンチがむしろ元気付いた。その声については?

「もちろん届いています。まあでもしょうがないことですし、(周囲の声は)正しいと思いますね、言ってることは」

(※試合後の鈴木の「またやろうぜ」の呼びかけに西谷が「もうやらねぇよ」と答えて話題になっていることについて、朝倉海は動画で「リングに上がった事ある人なら分かると思うけど、試合直後の興奮状態はコントロールできない。ニッシーも目標だったRIZINに出て、一番、大事な初戦で負けてどうしようって頭の中でも整理つかない状態で、いきなり『やろうぜ』って言われたら『やらねぇよ』って言っちゃう気持ちも分かる。(KO直後に)考えるとか出来ないから、リングの上での態度はアンチの人もある程度許して欲しい」と発言している)

――西谷選手が負けたことによって、風当たりも強くなっていて、ヒロヤ選手に対しても、また未来選手の力を借りているという批判も出るかと思いますが、その点に関してはどう思われますか。

「結局賛否の中で注目って集まると思って。なんだかんだ西谷くんの試合も、ツイッター上でAJ・マッキーvs.ピットブルのリツイート数を上回ってたり。結局注目されてるじゃないですか、結果として。責任を負うのは彼らだし、そこはそういうカードがあってもいいのかなとは思っています」

――そういった批判が集まるのも悪いことではない?

「はい。格闘技の世界はやっぱり勝敗がつくじゃないですか。それでまだ早くて、負けたんだったら西谷くんが批判されてもしょうがないことだし、これでヒロヤくんがまた負けたら批判されてもしょうがないけど、それが分かって出てきているので、そういうところも含めて覚悟があったので、僕は推薦しました」

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