▼第7試合 DEEP ライト級 5分3R
〇江藤公洋(和術慧舟會 HEARTS)70.7kg
[判定3-0] ※30-27×2, 30-26
×野村駿太(BRAVE)70.7kg
専大レスリング部出身の江藤は、MMA21勝6敗2分。2020年9月の『Road to ONE』で青木真也に判定負けも、現在4連勝中。2021年9月の修斗で75kg契約でグンター・カルンダに判定勝ちで再起を飾ると、2022年4月のRIZINで雑賀ヤン坊達也に3R TKO勝ち。同年11月のDEEPで北岡悟に判定勝ち、そして2023年5月の前戦では川名TENCHO雄生に判定勝ちと、強豪相手に勝ち切る組みの強さを誇る。34歳で今回が30戦目となる。
対する野村は帝京大空手部出身で、MMA5勝1敗。五明宏人の2学年下の後輩で、2021年9月にMMAデビューし、前田啓伍に判定勝ち後、2戦目のVTJで宇佐美正パトリックに判定負け。しかしその後は4連勝中で、2022年3月に藤村健悟に1R TKO勝ち後、7月にDEEPに初参戦し、レスラーの泉武志にスプリット判定勝ち、12月に小金翔に2R TKO勝ち。そして2023年3月に川名TENCHO雄生に判定勝ちを収めている。
相手の打撃をさばいてのテイクダウン、コントロールに長けたベテラン江藤に対し、7戦目の野村は伝統派空手の打撃に近距離の打撃も融合させ、川名戦では強いテイクダウンディフェンスを見せるなど急速な進化を遂げている。MMAのなかでどちらの武器が強いか、勝者がライト級王座戦に近づく3R戦だ。
野村「明日は江藤選手と試合をしてもっと上に行くんで応援よろしくお願いします」
江藤「今まで積み上げてきたMMA、明日はドロドロのMMAをしっかりみせて沈めようと思うのでよろしくお願いします」
1R、スイッチする両者。オーソから右アッパーの野村に、江藤はダブルレッグからボディロックテイクダウン。ファーストコンタクトでバックを奪うとリアネイキドチョーク狙い。いったんは身体を伸ばされた野村も中腰になり座って防ぐ。
2R、江藤の前足に左右のローは野村。江藤はダブルレッグテイクダウンで右足をかけて引き出し尻を着かせて左手首をコントロール。座る野村に右手でパウンド。中腰になる野村をバックマウントで鉄槌を入れる。
3R、右カーフを連打し効かせた野村だが、体勢をl崩しながらも江藤はダブルレッグテイクダウン! 立とうとする野村のバックを奪い、野村の身体を伸ばして、1、2R同様にパウンド、リアネイキドチョーク狙い。野村は亀から座るが、そこに右足をかけた江藤はバックからこつこつとパウンド。最後はシングルバックからパウンドしてゴング。
判定は3-0(30-27×2, 30-26)の最大4P差のフルマークで江藤が勝利した。