キックボクシング
レポート

【RISE】南原健太が豪快KO勝ち、ライトヘビー級王座決定トーナメント決勝はコントゥアラーイと。那須川龍心が判定勝ちで再起

2023/06/23 19:06

▼第8試合 フライ級(-51.5kg) 3分3R延長1R
〇那須川龍心(TEAM TEPPEN/同級5位)
判定3-0 ※30-29、30-28×2
×相沢 晟(TARGET)


 那須川は2021年RISE Nova全日本大会-55kg級トーナメント優勝、Stand Up Aクラストーナメント-55kg級優勝、2021年RISE NovaジュニアAクラストーナメント-50kg級優勝などアマチュアで経験を積み、2022年4月のRISEでプロデビュー。笠原直希に判定勝ちして白星で初陣を飾った。しかし、6月の『THE MATCH 2022』ではK-1の大久保琉唯に判定で敗れ初黒星。8月の平山龍馬戦からフライ級に階級を下げ、TKO勝ちで再起を果たすと続く10月の吉田亮汰朗戦は判定勝ち、12月にはKOUJIROにも判定勝ちと3連勝を飾ったが、2月の「RISE NEW WARRIORSフライ級トーナメント」の準決勝で塚本望夢に判定で敗れた。戦績は4勝(1KO)2敗。


 対するTARGETの新鋭・相沢は、昨年10月にプロデビューを果たした17歳。そのデビュー戦では右ストレートを炸裂させ1R KO勝利で大会MVPも獲得したが、2戦目となった今年1月のDEEP☆KICKでは木下亜輝斗と引き分けている。那須川とはアマチュア時代に3度対戦し1勝2敗のため、プロのリングでリベンジを誓う。


 1R、左インローを蹴り合う。那須川はジャブを突き、右ストレートを顔面とボディへ打ち分ける。打ち合いになると相沢の右を被弾する場面もあった那須川だが、ダッキングからのウィービングで相沢のパンチをかわし、右ストレートを打ち込む見事なムーブを見せた。


 2R、パンチにヒザを織り交ぜる相沢に対し、那須川はかわしての右ストレート、ワンツー。圧を強める相沢にクリンチも増える那須川だが、徹底してかわして打つを遂行する。


 3R、圧をかけて前に出るのは相沢だが、那須川はしっかりジャブを突いて右ストレート、左フック、左ボディをヒットさせていく。ガムシャラな攻撃で前に出る相沢をかわして打つ、距離が縮まると組む。那須川がコントロールする形で試合を終え、判定3-0で再起を飾った。


 那須川はマイクを持つと「2月の負けから4カ月で自分自身頑張ったし、今回会長も大阪のジムでいない中でやっていくのが凄い不安で、4カ月の間に少しは成長したところを見せられたので安心しています。この結果ではまだまだ上のランカーには勝てないと思うので、これからもっと強くなって進化した那須川龍心を見せます」と、さらなる成長を誓った。

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