ペティスvs.パトリシオの勝者=「正規王者」は、「暫定王者」パッチー・ミックスとの「バンタム級王座統一戦」へ
一方、現Bellator世界バンタム級「正規」王者のセルジオ・ペティスは、2021年12月の堀口恭司戦の4R 左バックフィストでの逆転勝ち以来、1年6カ月ぶりの再起戦となる。
2019年9月のUFCでの勝利後、Bellatorに移籍し、MMA5連勝中で、2021年5月に当時の世界王者フアン・アーチュレッタに挑戦し、5R判定勝ちでバンタム級王座を獲得しており、堀口戦に続く2度目の王座防衛に臨む。
平本蓮とも練習をともにした29歳のペティスは、2022年4月のBellatorバンタム級ワールドGP1回戦で同門のラウフェオン・ストッツと対戦予定だったが、スパーリング中に右ヒザ前十字靭帯を損傷したため欠場。
そのストッツが、GP1回戦でアーチュレッタとのバンタム級暫定王座決定戦で勝利し、同級「暫定」王座についたが、GP決勝でストッツがパッチー・ミックスに1R ヒザ蹴りでKO負け、暫定王座をミックスに明け渡している。
今回の6月16日の『Bellator 297』のペティスvs.パトリシオの勝者=「正規王者」は、パッチー・ミックスとの「バンタム級王座統一戦」に向かうことになる。
また、7月30日(日)の『超RIZIN』では、朝倉海とフアン・アーチュレッタによるバンタム級王者決定戦も行われ、その勝者はBellatorとのダブルタイトルマッチを行う可能性も出てきている。
群雄割拠のバンタム級戦線に周到な準備で乗り込む、パトリシオが三階級を制覇し、唯一無二の王者となるか。