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2023年5月21日(日)東京・GENスポーツパレスにて『Fighting NEXUS vol.31』が開催された。
▼第11試合 トリプルメインイベント3 バンタム級 5分2R(延長1R)
○渡部修斗(FIGHT LYNX)
[1R 2分18秒 リアネイキドチョーク]
×アオキング一輝(T-BLOOD)
MMAは残り2試合で引退を表明している初代Fighting NEXUSバンタム級王者の渡部修斗(FIGHT LYNX)。
修斗初代ウェルター級王者の渡部優一を父に持ち「マジカルチョーク」と武器とする修斗はRIZINにも参戦。2023年2月の前戦『DEEP 112 IMPACT』では、力也に1R TKO負けを喫している。
対するアオキング一輝(T-BLOOD)は、2月の前戦で中里侠斗に延長判定で勝利。プロ戦績を2勝2敗の五分としている。
1R、いきなり詰めた渡部は、ダブルレッグで金網に詰めてテイクダウン。そこにネルソンを合わせようとするアオキングに正対してサイド。脇を差して立とうとするアオキングをがぶりダースチョーク狙い。
亀から金網背に座ろうとするアオキングだが、首はがぶられたまま。再び寝かせた渡部に下から外掛けのアオキングだが、ヒザは抜けている。
回ってすぐに足を外した渡部は上からパウンド、ギロチン狙い。そこに亀になりつつバックに回ろうとした渡部の股をすくいあげるアオキングだが、渡部は着地しバックへ。ボディトライアンゲルに組み、リアネイキドチョークを極めてタップを奪った。
試合後、渡部は「皆さん、こんばんは。初代バンタム級チャンピオン・渡部修斗です。PFCのバンタム級のタイトルマッチを、僕の身勝手なわがままで申し訳ないですけど、小倉(卓也)さんと後楽園大会(8月20日)で出来たらなと。5分5Rですね。1Rで極めたいですけど、燃え尽きる戦いをしたいなと思うので、山本喧一PFC会長、もし聞いてたらお願いします」とリクエスト。
現PFCバンタム級王者で、2022年11月の後楽園大会で大石真丈に1R一本勝ち、この日も小林博幸(T-BLOOD)に1R 腕十字で一本勝ちした小倉卓也(スカーフィスト)がケージイン。「勝手に決めないでよ」と苦笑しながらも、「俺はいいよ」と快諾した。
両団体を盛り上げたい
— 渡部 修斗 Shooto Watanabe (@shooto_wa) May 26, 2023
小倉選手もokしてくれた
あと自分ができることは信じて待つ
最高の試合がしたい https://t.co/V9lU8dcTDc
なお、渡部は6月4日(日)の『ACF 89th』で「ACFグラップリングフェザー級タイトルマッチ」(3分3R)にも出場。小杉たけし(谷柔術)を1R 2分25秒、リアネイキドチョークで極めて第2代王者に就いている。