「恥をかく覚悟が出来たらいつでもいい」という榊原CEOに、皇治は「しっかりトライアスロンルールでひっくり返してやる」
皇治はMMAのキャリアを、どうスタートさせるか。
榊原CEOは、「ここまでのキックからの転向組を見ていても、久保選手を見てもそんな簡単じゃない。汗をかきながら、恥をかきながら今回の北海道大会にたどりついている。(MMAをやると)言うのは簡単ですよ。また恥をかきにくることになるかもしれないし、その恥をかく覚悟が出来たらいつでもいいですよ」と語る。
また、モデファイドルールやミックスルールでのデビューの可能性についても、「どのレベルでMMAをやるか。こればっかりは本人次第なので、ほんとうに簡単じゃないので──YA-MANもそうですが、高校生の練習生に絞められるわけですよ。そういったことを皇治が泥だらけになって覚悟を決めてやれるかどうか。1カ月経って、2カ月経って、それが無ければ、前座試合ですよ。それこそアマチュアからやり直せとなりますから、そんなに甘くはない。
『MMAに挑む』と言った瞬間、彼の場合、61kgだから、その頂上には堀口(恭司)がいたわけですよ、そこにたどり着くのはどうなのよという話で、そのあたりの覚悟と努力を、先入観無く見届けてチェックして、彼の行ける幅を相談していければいいかなと思います」と、“泥だらけ”の覚悟を見て決めていきたいとした。
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MMAデビュー戦の時期については、「準備が整えば7月でも9月でも。大晦日でもいいと思っている」という榊原CEO。
「デビュー戦は竹浦スペシャルか青木スペシャルで決めるんで楽しみにしていてください」と、フィニッシュ技まで予告した皇治は、会見後、カルペディエム三田での竹浦との濃密な組み技の写真をアップした。
皇治がMMAに取り組むにあたり、その「覚悟」が見えた言葉がある。「しっかり“トライアスロンルール”で俺がひっくり返してやろうと思っています」──MMAでもしんどいことをやり続ければ、皇治のスタイルは生きる。
「誰に否定されようが笑われようがまだ格闘家 皇治は死んでない」、そう練習後に皇治はつぶやいている。
誰に否定されようが笑われようがまだ格闘家 皇治は死んでない。 pic.twitter.com/SqxsZkuqEX
— 皇治 (@1_kouzi) June 2, 2023