MMA
インタビュー

【ROAD TO UFC】鶴屋怜、UFC契約をかけた初戦へ「全試合フィニッシュで優勝してインパクトを残したい」=5月27日(土)上海

2023/05/26 13:05

憧れはコナー・マクレガー「常人にはできないことを成し遂げたい」

──UFC王者になるという目標を立て、今こうして着実にその夢に向かっているわけですが、そのモチベーションとなるものが何かあるのですか?

「シンプルに、格闘技界の頂点がUFCだから、そこでチャンピオンになりたいんです。ごく純粋に」

──この世界で誰よりも強い存在になりたいと。

「そうです。まるで子どもが仮面ライダーになりたい! と言うのと同じように、UFCチャンピオンになりたい! と思っていましたし、絶対なってやる! って」

──今、仮面ライダーに喩えられましたけど、幼い頃に憧れたヒーローはいましたか? それとも小さい頃から競技に触れていると、憧れる対象も現実的だったのでしょうか、実在のアスリートのような。

「うーん、幼稚園ぐらいまでは生き物として宇宙人みたいというか、ものを考えているといってもワケのわからない感じだったので何とも言えないのですが、小学生になって本格的にレスリングをやるようになってからは──といっても、逃げたり『辞めたい』とか言ってましたけど──オリンピックで金メダルを獲りたいという目標は持っていました。正直その頃は親にやらされていたという感じで、『オリンピックで金メダル獲るよな?』って言われていたような感じなのですけれど(苦笑)、それから“MMAやりたいな”と思うようになって。中2くらいかな、自分の意志で“UFCチャンピオンになる”という目標が固まっていきました」

──多感な中学2年生の時に、レスリングの金メダリストからUFCチャンピオンへと目標が切り替わったきっかけはあるのですか?

「コナー・マクレガー選手ですね。その頃ちょうど一番活躍していました。自分が中学生になった2015年、フェザー級暫定王座をかけたチャド・メンデス戦でマクレガー選手を知って“こんな選手がいるんだ!”と。それまでも格闘技はちょこちょこと観ていたのですが、それから本格的に観るようになりました。マクレガー選手のように、好きなことを好きなようにやってお金もたくさん稼いで“こんな人生が送れたら最高なんだろうな”って当時すごくカッコ良くて。誰にもできないことだと思いました。チャンピオンになりたいという目標もそうなのですが、自分の心の根底にあるのは“常人にはできないことを成し遂げたい”という気持ちなんです」

──UFCを目指すなかで、今仰っているような、前人未到のチャンピオンになるためにご自身が考えている条件は何ですか?

「まずは“UFC初代日本人王者”になりたいと思っています。同じ階級には達郎くんがいるし、他にもライバルがいますけど、逆にそれが刺激になっています。みんなに負けないようにと思っています」

──力強い決意の言葉をありがとうございます。まずは『ROAD TO UFC シーズン2』での活躍に期待しています。

「ありがとうございます。絶対に優勝しますので、応援よろしくお願いします」

鶴屋怜 TSURUYA Rei
2022年6月22日 、千葉県柏市出身。幼少期から柔術やレスリングに親しみ、高校時代にレスリング世界大会出場、団体戦全国優勝。アマチュアを経て、21年2月にMMAプロデビュー。22年12月、第7代フライ級王者の猿飛流に2Rリアネイキド・チョークで一本勝ちし、キングオブパンクラス戴冠。6勝無敗6フィニッシュ。169cm、56.7kg。パラエストラ松戸所属

◆『ROAD TO UFC SEASON 2』配信

エピソード1(27土 19:00)

エピソード2(27土 21:00)

エピソード3(28日 19:00)

エピソード4(28日 21:00)

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