▼第4試合 COLORSグラップリングルール 53kg契約 8分1R
△前澤 智(リバーサルジム東京スタンドアウト)52.2kg
[ドロー 時間切れ]
△杉内由紀(ポゴナさいたま)52.7kg
元DEEPJEWELSアトム級王者・前澤智のCOLORS参戦が決定。過去にはRIZINなどの大舞台も経験したが2020年10月にMMAを引退。その後は柔術や組技を中心に活動の場を広げている。
対するは国内の柔術、組技の先駆者とも言える杉内由紀。2019年には寝技格闘技イベント『QUINTET』に“TEAM BJJ KUNOICHI”の先鋒として出場し、秒殺で3人抜きを果たしており、組技の実績は周知の通り。
しかし、今回特筆すべき点は他にもあり、なんと杉内は2004年に行われた『G-SHOOTO』旗揚げ戦に旧姓の古舘由紀の名で参戦しており、得意の腕ひしぎ十字固めで勝利をおさめている。あれから19年。時を経て『COLORS』の旗揚げ戦に出場することになるとは夢にも思わなかっただろう。
そんな杉内由紀と前澤智はこれまで一度も対戦することがなく、意外にも今回が初対決。尚、この一戦はサブミッションオンリーのCOLORSグラップリングルール(8分1R・時間切れの場合引き分け)で行われる。トップグラップラー同士の華麗な動きに注目だ。
1R、立ちの組みは力強い柔道ベースの前澤。杉内はシッティングガードから前澤の右手首を掴んでラッソーで外がけ。抜けてストレートフットロックの前澤は外して上取り首を抱えてハーフからギロチン狙い、アメリカーナを仕掛ける。
防ぐ杉内はヒザを入れようとするが、首を抱える前澤はいったん体を離し、足をさばいて、ここも首かかえてハーフからパス狙い。牛殺しも狙いながらマウント、腕十字を狙う。
杉内は潜りから足がらみへ。残りわずかで前澤も外ヒールへ。互いに防いでホーン。時間切れドローとなった。