▼第2試合 30分1本勝負
○Hiroshi the MJ &スミヒデアキ
〔8分26秒 体固め〕
×小笠原和彦&松崎和彦
チャクリキらしく、プロレスのリングで活躍する空手家4人が集合したタッグマッチ。大山総帥にその強さを讃えられた「生きる伝説」小笠原和彦と青柳館長の遺志を継ぐ松崎和彦。関西マットの名物男として、空手上がりのプロレスラーの枠を超え、シーンを牽引するスミヒデアキ。そして昨年よりプロレスデビューしたチャクリキの獣戦車、Hiroshi the MJ。
序盤は各自の自信の蹴りが交錯する緊張感ある展開となったが、この雰囲気を変えたのは、スミヒデアキ。激しいエルボーの応酬やサッカーボールキックなど、プロレスの文脈で試合を組み立てる、そのセンスは抜群だ。つられて皆熱くなり試合は乱打戦に。一瞬、小笠原と松崎の同士討ちがあった隙を見逃さず。MJが得意の胴廻し回転蹴り(フライングニールキック)をズバリと決め、Hiroshi the MJ &スミヒデアキ組に凱歌が上がった。試合後は武道家らしく、皆ノーサイドで互いの健闘を讃え合った。