自分はいつも通り殺す気で行きます
――シングルマザーの家庭や裕福ではない子供たちを試合に招待するとのこと。最終的に何人くらい?
「300人になりました。応募があったのは1500人くらいで、その中からメッセージを一人一人見て自分が選んだ300人を招待します」
――その子供たちに何を伝えたい、見せたい?
「どんな環境からでも成り上がれる、自分次第なんだと伝えたいです」
――怖い思いをさせると言っていたが、試合前からビビらせる?
「試合前はないです。実際に対峙したら怖い思いをすると思うので。彼は本物の格闘家とやるのは初めてだと思うので、どういう思いをするのかなって。その時にならないと分からないですね。向かい合っただけでプレッシャーを与えられる。自分はいつも通り殺す気で行きます。自分が見せるものはそれだけなので」
――1Rで終わらせるということだが、もし長引いた場合でも大丈夫?
「自分のスタイルはキックボクシングと変わらず狙いに行く、倒しに行く。長引いたとしても変わらないです。2Rずっと倒しに行きます」
――どんなグラップラーと練習してきた?
「毎週1回、出稽古組が集まるヤバいプロ練習があるんですけれど、一番ヤバいと思ったのは上久保(周哉)さん。脚で締めつけられたで吐きそうになりました。あと神龍誠選手、若松(佑弥)選手、工藤(諒司)選手……グラップリングが強い選手がめちゃいるので、あげたらきりがないですね」
――長南亮TRIBE代表はYA-MAN選手の打撃は「MMAに向いていない。足を止めて打ち合わないのがMMA」と言っていましたが、前に出て行くとテイクダウンがあるなかで、MMAで戦おうと考えていますか。
「MMAをやるつもりで行きます。その中で倒しに行く。組むし、寝技になったら仕掛けるし、ちゃんとMMAをやります。その中で倒しに行くって感じですね」
――1R5分という時間は?
「時間については別にそこまで気にしていなくて。練習も5分でやっているので。むしろ自分は長ければ強くなる。スタミナが持ち味だと思うので、5分でやってもMMAの選手とやってもスタミナでは負けない。むしろよくずっと動いていられるなと言われます。いつもスロースターターなので、キックの時の試合は直前に2Rガチのスパーリングをしてリングインするんですよ。だから試合は1R目が実質3R目。だから5分だろうが10分だろうが5Rだろうが全然問題ないです」