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17年振りにリスタートを切る女子修斗「COLORS Produce by SHOOTO」の旗揚げ戦が話題の 5.21 ニューピアホールプロ修斗昼夜大会。第二部(17:30開始)となる「PROFESSIONAL SHOOTO 2023 Vol.3」の全対戦カードが発表された。
注目はなんと言っても、田中半蔵vsロイベ・デ・オリベイラ・ネイトの国際戦と須藤拓真vs齋藤奨司のランキングマッチ。
▼フェザー級 5分3R
田中半蔵(日本/同級世界5位/FUN`S)
ロイベ・デ・オリベイラ・ネイト(ブラジル/同級世界8位/EVOLUCAO THAI)
まずは初来日となった今年の開幕戦で衝撃を与えたロイベ・デ・オリベイラ・ネイトが再び来襲。2023年1月には“遠州の用心棒”の異名を取るハードパンチャー加藤ケンジを鋭く重い打撃でTKOに葬り去っている。今回からベストウェイトであるフェザー級に階級を上げタイトル獲りへ本格始動となる。
対する田中半蔵は、2022年5月の福岡大会で約5年振りの修斗参戦。結城大樹に判定勝利し、ランカーに返り咲きとなった。倒れずに相手を制圧する王道スタイルで41歳となった今でもその強さを示すベテランがいよいよタイトル戦に向け、久々の関東圏登場で過酷な国際戦に挑む。
【写真】首都圏では2020年10月のPANCRASEスタジオコースト大会での透暉鷹戦以来の試合となる田中。透暉鷹のバックに正対し反撃した。前戦は2022年5月の修斗福岡大会で判定勝ち。
3月の後楽園ホール大会で行われた世界フェザー級チャンピオンシップでは、王者・SASUKEが指名挑戦者・飯田健夫をバックエルボー一撃で仕留める衝撃的な決着で幕を閉じている。防衛を果たしたSASUKEは再び「ROAD TO UFC」への挑戦が決まり、フェザー級新章が始動。王者SASUKEが不在の中、修斗フェザー級に新風を吹き込むのは、ベテランか、侵略者か。
▼バンタム級 5分3R
須藤拓真(同級世界4位/X-TREME EBINA)
齋藤奨司(同級世界7位/FIGHT FARM)
また“黄金のバンタム”でヒリヒリとしたランキング戦が実現。“レッグハンター”須藤拓真と髙谷裕之直伝、“津田沼イズム継承者”齋藤奨司とのランキング戦が決定した。
須藤は2022年11月の修斗デビュー戦で数々の激闘を繰り広げてきた世界ランカー後藤丈治のヒザを得意のヒールフックで破壊。“レッグハンター”の異名通り一発で極めきる強さを見せつけた。
一方の齋藤は津田沼直系の鋭い打撃を主体とする超攻撃型ストライカー。2021年6月のプロ修斗デビュー戦こそ判定負けも、以降、POUND STORMでの風間敏臣戦のKO勝ちを含め5勝1分。2023年1月の前戦では野尻定由の組みに右アッパーを合わせて1R KO勝ちを収めている。
寝技師とストライカー、まさに水と油。破壊か、KOか。やるか、やられるか。真逆と言っていいほどのファイトスタイルの両者だが、その振り切るほどの偏りが大きい二人だからこそスリリングな展開が予想される。この一戦に勝利した方が環太平洋王者・藤井伸樹と対戦することが濃厚となるだろう。
その他にも興味深いカードが並ぶ今大会。
久々の登場となる元環太平洋王者・児山佳宏が新潟のYOKOSAIと“新・津田沼の特攻隊長”齋藤翼がフェザー級転向初戦でこちらも新潟から参戦する岡田逹磨が激突する。
そして“epsomsalt seacrystals Presents ”インフィニティリーグ2023 フェザー級の第2節、竹原魁晟vs磯部鉄心のパラエストラ千葉ネットワークの同門対決が早くも実現。現時点で勝点トップの浜松ヤマトvs上原平のリーグ戦2試合が行なわれる。
第1部でリスタートを切る女子修斗「COLORS Produce by SHOOTO」の熱に負けない至極の10カードに注目だ。