シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】笠原弘希がOFG戦でランボーに判定勝ち、SB初のOFGマッチは空手家の遊笑が勝利、山田彪太朗が王座奪取でツインズ王者誕生、笠原友希がムエタイに大差判定勝ち

2023/04/30 19:04

▼第5試合 SB日本スーパーフェザー級(-60.0kg契約) エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
○笠原友希(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級王者)
判定3-0 ※30-27、30-24×2
×ポームロップ・ルークスアン(タイ/S-1 130P王者)


 ポームロップは89戦60勝25敗4分の戦績があり、S-1 130Pタイトルを獲得している。昨年10月に初来日し、ユウ・ウォーワンチャイ(=大田原友亮)を翻弄し4Rに強烈な左ボディブローで一発KOしインパクトを残した。


 そのポームロップを迎え撃つ笠原は2019年6月に国内55kg級トップクラスの小笠原瑛作をヒジ打ちによるカットでTKOに破る大番狂わせを演じ、2020年7月に那須川天心の対戦相手に選ばれたが初回KO負け。再起戦では手塚翔太と大激闘の末、KO勝ちでSB日本フェザー級王座に就き、2021年12月にはスーパーフェザー級王座決定戦を制してSBで2階級制覇を達成した。2022年3月にはRIZINに初参戦し、豪快な飛びヒザ蹴りで初回TKO勝ち。6月の『THE MATCH 2022』ではKrush王者の中島千博から勝利を奪ったが、9月にRISEランカーの常陸飛雄馬にKO負けを喫した。12月は石月祐作に大差の判定勝ち、今年2月にはTAaaaCHANに判定勝ち。これまでvs.ムエタイは3戦全勝。戦績は22勝(10KO)3敗のサウスポー。


 1R、笠原はサウスポー。左ミドルと右ミドルの蹴り合いから、笠原が蹴りで圧をかけてポームロップを追いかけていく。笠原が接近しようとすると右足を上げて防ぐポームロップ。笠原は入りにくそうだが、後ろ蹴りを放つ。


 2R、ポームロップの右ミドルに右フックを合わせる笠原。ポームロップは変わらずロープを背負って右足を上げて笠原に潜入を防ぐが、笠原は左ボディストレートを伸ばしてダウンを奪う。さらに左ボディストレート、ヒザで畳変える笠原はヒザ蹴りから鮮やかな首投げでシュートポイントを奪う、さらにこれがダウンとなる。左右ボディ、左ミドルで仕留めに行く笠原にポームロップは左フック。攻撃の手を緩めない笠原が左右ボディ、ヒザと畳みかけるもポームロップはタフだ。


 3Rもロープを背負って動くポームロップは笠原が前へ出てくるところへワンツー、右ハイと狙い撃ち。左ストレートを当てるが攻めあぐねる笠原だったが、ポームロップが前へ出てくるところへ左ストレートを合わせてダウンを奪う。両手を広げて“かかって来い”と挑発する笠原だったが、ポームロップは攻めてこずにタイムアップ。


 笠原が最大6ポイントの大差をつけて判定勝ちした。

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