自然体で行けたらいいかなと
上田将勝(※2012年の修斗で堀口恭司に勝利)やリオン武らとの練習については「上田さんとは毎週練習してきて、ずっと気にかけてくださって。僕もけっこう年齢も行っているので昔のようにやればいいってものではないし、上田さんに制御してもらってオーバーワークにならないようにとか細かいことに気遣いが出来る方なので、戦略的なアドバイスもそうだし、取り組み方も含めて細かく気にかけてくださったという感じですかね。CUTEの安永有希さんのジムにたくさんの選手が来てたり、映像では出ていない選手も来たりするんですけれど、凄くいい練習を提供していただいたというか、感謝しています」と、体調面も含めていいアドバイザーぶりを発揮してもらっていると答えた。
試合までの準備期間がこれまでよりも長かったことで、功を奏した部分はあるのか。斎藤は「今までにないくらい早く決まって早く発表されたので、バランスとったらいいなって思うんですけれど(笑)。単純に準備期間があるというのはどう考えてもプラスに働くと思っています。実際、そんな急ピッチで焦りながら練習するという感じにもなっていなくて、怪我をしないようにいいコンディションでずっといるっていうのを意識してやれたので、自然と精神的にも肉体的にも良くなってくるというか。試合まであと2日ですけれど凄くいい時間を過ごせたと自分の中では思っていますね」と、充実した練習が出来たとする。
第9試合で行われる同じフェザー級で、両者とも対戦経験のある牛久絢太郎(K-Clann)vs.朝倉未来(トライフォース赤坂)については「自分の試合以外に結果を望むことはないんですけれど、相性的には朝倉選手の方が有利なのかなと思ったりはするんですけれど、牛久選手がこの試合に向けてどういう取り組みで何を目的にやって来たかも試合には出る気がするので、なかなか一筋縄にはいかないのかなと思っています。個人的には完全決着して欲しいなって希望はあります」と以前と同じ答え。
斎藤のリラックスした雰囲気から、ナーバスになっていない印象を受けると言われると「基本的に僕はいつもこんな感じでやっているつもりです。去年とかは雰囲気が違うみたいなことを言われたことがありましたけれど、今回で30戦目を生きているので、どういう時に自分が一番力を発揮しやすいかなとか、勝っていた時の自分はどうだったかなとかいろいろ見返すと、どうしても試合のことを考えると力が入ってしまう時もあるんですけれど、僕はリラックスしていた時の方が凄くいい結果に結びつくなって自分の経験からあったので、あまり考えすぎないというか。さんざん練習もやって来たので、今さらそこまで考える必要もないなというところで大分リラックスしているところはあります」と、経験からそうしているという。
そのため、周囲の雑音も気にしない。「あまりSNSもこの1週間は見ないですね。いろいろな人から連絡も来たりしますけれど。だからSNS世界であまり何が起きているのか、僕が分かっていないと思います。なので自然体で行けたらいいかなと」と、自分は自然体でいきたいとする。
斎藤の復活を待ち望んでいたファンに何を見せたいか、それには「久しぶりに試合をするんですけれど、とにかく元気いっぱい、勝ちに向かって全力でやって行くという姿勢を見てもらえたらと思うので、PPVを今からでも購入してたくさんの人に見てもらいたいですね」と話した。
また、試合後のお楽しみである大好きなラーメンに関して「ありすぎて時間内で全部答えられるか(笑)。下町付近のラーメン屋さんは一通り行きたいと思っていますね。錦糸町、亀戸、小岩、新小岩、秋葉原くらいまで行けたら最高だなと」と今回も多くの店を巡りたいと笑った。