MMA
インタビュー

【Bellator】鮮烈72秒KOで暫定王者となったパッチー・ミックス「このベルトとRIZINのベルトを賭けてダブルタイトルマッチを!」

2023/04/24 13:04

残酷なゲームだが、それが我々のゲームなんだ

 この会見で、ミックスは意外な事実も明かしている。

「実は、ホリグチ戦の前に一緒に練習したことがあるんだ。(ストッツが同門のセルジオ・ペティス戦前にルーファ・スポーツを離れ、エクストリーム・クートクアーで練習)。彼が練習している姿を見て、僕の方が頑張らなければと感じた。僕のトレーニングパートナーが過去に彼を倒したことがある(メラブ・ドヴァリシビリ)から、(相対的に)僕は彼を倒せると思っただけでなく、彼を足技でノックアウトすることができるとも思っていたんだ。いまは僕がやることをやれば、毎日、あのような選手を仕留めることができる」と、かつてストッツと対峙したときに、いつかの対戦のために、頭のなかでシミュレーションしてきたのだという。

 ワールドGPのピークに向け、ストッツはトラッシュトークを仕掛けてきた。その相手に勝利し、溜飲を下げたか、と問われるとミックスは「そうでもなかった」と語る。

「そうだろうと思ったが、そうでもなかった。誰かを気絶させることに満足はない。彼には家族がいる。僕にも子供がいる。彼を傷つけたいわけじゃないんだ。彼の話を聞いていると、僕と似ているんだ。優勝のために同じように戦っている。100万ドルの小切手が、50万ドル2枚にならないのは残念だ。残酷なゲームだが、それが我々のゲームなんだ。

 もう一度ストッツに会いたいと思っている。彼は悪口を言っていたけど、僕も返していたから。彼は、僕が彼より優れているとは思っていないと思うし、ただ、僕が彼を捕らえたというだけだ。この先、また彼に会えることを期待している」と、再戦の可能性についても語った。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア