ネムコフvs.ロメロは仕切り直しの王座戦
メインイベントのBellator世界ライトヘビー級選手権試合は、王者ワジム・ネムコフが、元UFCで現Bellator同級3位のヨエル・ロメロを挑戦者に迎える。当初、2023年2月のヒョードル引退大会で組まれていたカードで、そのときはネムコフが負傷欠場、今回は仕切り直しのタイトルマッチとなる。
30歳のネムコフは、2016年4月にRIZINでカール・アルブレッソンにスプリット判定負け後は、11戦負け無し(1NC)。前戦は2022年11月のBellatorライトヘビー級ワールドGP決勝&王座戦でコーリー・アンダーソンに5R 判定勝ち。3度目の王座防衛に成功するとともにGP優勝を果たしている。
対する45歳のロメロは、2000年シドニー五輪フリースタイルレスリング85kg級銀メダリスト。2020年3月の「UFC 248」で当時の王者イスラエル・アデサニヤに挑戦も判定負け。
2020年12月にBellatorと複数試合契約を結び、2021年5月にBellatorライトヘビー級ワールドGP1回戦でアンソニー・ジョンソンと対戦予定だったが、メディカルテストをクリアできず欠場。
2021年9月のBellator初戦で3位のフィル・デイヴィスに1-2の判定負けも、2022年5月にアレックス・ポリッツィを右フックで3R TKOに下すと、9月には元K-1のメルヴィン・マヌーフも3R パウンドアウトし、2連勝を飾っている。
ネムコフが4度目の王座防衛なるか。それともロメロが悲願のメジャーのベルトを手にするか。日本では同大会をU-NEXTが配信予定。