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【UFC】“TDマシーン”ドバリシビリが元バンタム級王者ヤンに圧勝! マルチネスがサイードとの4連勝対決を制して5連勝、バティスタが4連勝! ビクター・ヘンリーが熱戦勝利、アスンソンが引退

2023/03/12 08:03

▼バンタム級 5分3R
〇ジョナサン・マルチネス(米国)18勝4敗(UFC9勝3敗)※UFC5連勝・135.5lbs/61.46kg
[判定3-0] ※29-28×3
×サイード・ヌルマゴメドフ(ロシア)17勝3敗(UFC6勝2敗)136lbs/61.69kg

 バンタム級14位のサイードとノーランカーのマルチネスの、4連勝対決。

 30歳のサイードは2018年にフライ級でUFCデビュー。ジャスティン・スコッギンズに勝利後、バンタムに上げると5勝1敗。唯一の黒星は、ハオーニ・バルセロスに判定負け。その後、4連勝中。前戦はウズベキスタンのサイードヨクブ・カフラモノフに2R ギロチンで一本勝ちしている。4KO・TKO、5SUB、8判定勝ち。ダゲスタン出身だがハビブとは血縁関係ではない。

 28歳のマルチネスはテコンドーベースで種子会社で働いていた経歴を持つ。UFC8勝3敗で、サイード同様に4連勝中。2021年3月にダヴェイ・グラントの右オーバーハンドで2R TKO負け後、ザヴィアド・ラジシヴィリ、アレッハンドロ・ペレスに判定勝ち、2022年10月の前戦ではカブ・スワンソンにTKO勝ちしている。

 1R、オーソドックス構えのサイード。サウスポー構えのマルチネス。サイードは右インローを当て、右ハイキックも。ガードするマルチネスも左インロー。

 サイードは右ストレート、右ハイとスピーディーに打ち込む。さらに右のブラジリアンキックを見せるサイードは右ストレートから、右足をマルチネスの前に出して右手で足を抱えてテイクダウン!

 すぐにマルチネスのバックを奪うと腰をずらして正対しようとするマルチネスになおもバックにつこうとするサイード。金網際で正対し足を手繰り押し込むマルチネス。

 スタンドに。組んでも構わないサイードは、右からバックヒジと縦横無尽の打撃。そこに右で差して組むマルチネスにサイードは背中を向けて首投げ前転。なおもマルチネスはクラッチを外さずついていき、両者ともに立ち上がりホーン。

 2R、先に詰めるマルチネスは左ローを2発。そこにワンツーの右を合わせるサイードは、なおも遠間から右バックフィストで近づき、シングルレッグテイクダウン。

 ハーフガードのマルチネスに右で脇差しパスガードを狙うが、そこにブリッジをわせるマルチネスが立ち上がり。

 スタンドでまたもバックフィストからシングルレッグに繋げるサイード。左足を後方に引いて切ったマルチネスはヒジ・ヒザ! 首を上げて正対したサイードを両脇差して押し込み、左ヒザ。

 離れるサイードに右カーフを当てるマルチネス! バックフィストのサイードはサウスポー構えに。その左足にもカーフを当てるマルチネスが前に。ホーンにサイードは疲弊か両ヒザに手を着く。

 3R、左カーフから入るサイード。足を上げて嫌うサイードはバックフィスト。マルチネスの蹴り足を取ってテイクダウン。マルチネスはフルガードで下からヒジ。さらに腰を切り、腕十字へ!

 察知し、上体を上げヒジを抜きながら足をかついでパスしたサイードはスクランブルのマルチネスのバックを奪い、すぐに4の字ロック。しかし、正対から立ち上がるマルチネスに、サイードは右で小手に巻き、払い腰へ。ここも残したマルチネスは差して押し込み、細かいヒザ。再び払い腰狙いのサイードに投げさせず。離れ際に左右を突いてホーン。マルチネスは右手を挙げたが……。

 判定3-0(29-28×3)でマルチネスが勝利。クリンチで押し込みヒジ・ヒザを突き、5連勝をマークしたマルチネスは、「すごくハードに練習してきたし、バックを取られてもどう抜け出すかを練習してきたんだ。コーチに感謝するしかない」と語った。サイードは連勝が「4」でストップ。

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