MMA
レポート

【GLEAT】田村潔司率いるGLEAT MMA旗揚げ戦。近藤有己がローキックで井土徹也の挑戦を退ける、和田拓也が田中稔をヒジ連打葬、GLEAT勢が粘るもキックルールで2連敗

2022/12/14 19:12

▼第5試合 グラップリングルール 無差別級 10分1R
×田村男児(全日本プロレス)
[判定0-3]※9-10×3
○関根“シュレック”秀樹(ボンサイ柔術)

 田村は、プロレス前に柔道とアマチュアレスリングを経験。鹿島学園高校時代は、レスリングで2016年、2017年にインターハイ出場。2017年愛媛国体では少年男子フリースタイル96kg級ベスト8。

 関根は、山梨学院柔道部出身。卒業後、静岡県警で機動隊や暴力団担当の刑事を務め、ボンサイブルテリアジムでブラジリアン柔術を習得。2009年にMMAデビュー後、7連勝で2016年12月に『ONE Championship』に参戦。世界ヘビー級王者ブランドン・ベラとの試合に向け、43歳にして警察官という安定した職を捨て、プロ格闘家に転向した。柔術、グラップリングでも実績を残しながら、プロレスのリングでも活躍。全日本、ハードヒット、リアルジャパンといったリングでも人気を博している。2020年2月にRIZINデビューでロッキー・マルティネスにTKO負けを喫したが、2021年大晦日にシビサイ頌真を2RでTKO、2022年4月にはスダリオの双子の弟・貴賢神にもTKO勝ち。DEEPでの2連勝と合わせてMMA4連勝をマークも、2022年7月の前戦でスダリオ剛に1R TKO負けを喫している。

 1R、田村は脇を差して関根をコーナーへ押し込んでいくが展開がうまれず離れる。次はシングルレッグで関根をテイクダウン、パスガードを仕掛けるも関根の両足をなかなか超えられない。関根は立ち上がるとロープワークを見せ、田村は左脇を差してからの片足タックルで関根をマットに転がす。


 やはり関根の両足を超えられない展開となり、関根が立ち上がろうとしたところでガブる田村。関根は前方に回転して背後の田村の足をとりに行くが、これは田村に読まれた。またも片足タックルで関根を転がす田村だが、関根は腕十字。しかし、これは腕がすっぽ抜けて両者スタンドへ。


 残り3分。関根が脇を差して投げを見舞うが田村はすぐに立ち上がる。スタンドで組み合う2人だが、関根のダブルレッグは決まらず、田村も技を仕掛けられることなく終了。判定3-0で関根が勝利した。

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