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【UFC】アデサニヤが王座陥落、ペレイラがMMA8戦目でUFC王者に! ウェイリーがエスパルザ下し王座奪還、ポイエーとチャンドラーが大激闘、エドガーが引退試合でKO負け、フッカーがプエレス止める、レイエスが4連敗、ブランチフィールドが4連勝

2022/11/13 09:11
【UFC】アデサニヤが王座陥落、ペレイラがMMA8戦目でUFC王者に! ウェイリーがエスパルザ下し王座奪還、ポイエーとチャンドラーが大激闘、エドガーが引退試合でKO負け、フッカーがプエレス止める、レイエスが4連敗、ブランチフィールドが4連勝

UFC(C)Zuffa LLC/UFC

 2022年11月12日(日本時間13日)米国ニューヨーク州ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)にて『UFC 281: Adesanya vs. Pereira』が開催された。MSGのチケットは完売。シルヴェスター・スタローン、マイク・タイソンも来場するなど満員の観客で埋まった。

UFC 281: Adesanya vs. Pereira 速報

2022年11月12日(日本時間13日)マディソン・スクエア・ガーデン
米国ニューヨーク州ニューヨーク

【メインカード】

▼UFC世界ミドル級選手権試合 5分5R
×イスラエル・アデサニヤ(ナイジェリア)王者 23勝2敗(UFC12勝2敗)185lbs/83.91kg
[5R 2分01秒 TKO] ※左フック→左右ラッシュ

〇アレックス・ペレイラ(ブラジル)挑戦者 7勝1敗(UFC4勝0敗)UFC4連勝 184.6lbs/83.73kg
※ペレイラが新王者に

 UFC世界ミドル級選手権試合・5分5R。王者アデサニヤに、4位のペレイラが挑戦する。

 MMA23勝1敗、唯一の黒星はライトヘビー級に上げて王座統一戦を狙ったヤン・ブラホヴィッチ戦の判定負けのみ。その後も、マーヴィン・ヴェットーリ、ロバート・ウィテカー、ジャレッド・キャノニアを相手に3試合連続判定勝ちで5度の王座を防衛している。

 対するペレイラは、キック時代に2度、アデサニヤを下している元GLORY二階級王者。UFC3連勝中でノーランカーだった2022年7月の前戦で4位のショーン・ストリックランドを1R KOに下して王座挑戦を決めた。

 1R、いきなり前蹴りで飛び込んだペレイラ。かわしたアデサニヤは左右をスイッチし、右ロー。サウスポー構えになると左ローはペレイラ。さらにオーソで互いに右ロー。ペレイラは右カーフから左ハイを対角に突く。

 手が下の構えのアデサニヤはサウスポー構えでフェイントし、ペレイラの左をかわす。さらに左ハイはアデサニヤ。ブロッキングするペレイラは圧力をかける。

 右から左の二段蹴りでハイをブロック上に突くアデサニヤ。近い距離で前に出るペレイラはテイクダウンを警戒していないか。

 右ハイ、左の高いヒザはペレイラ! 右で差して組むアデサニヤは頭をアゴ下につけるが離れ、右ストレート! 左フックにペレイラは動きが止まるもブザーに救われる。

 2R、詰めるペレイラにケージ背にヒザを突くアデサニヤ。ペレイラの右ハイはダックでかわす。ともにジャブで刺し合い。グローブを掴んで距離を測るアデサニヤ。サウスポー構えから左ストレート、左ハイをガード上に当てる。

 詰め続けるペレイラは左ジャブから組むが、アデサニヤは体を入れ変えるとボディロックからテイクダウン狙い。離れると右ストレートを突く! 左ジャブを当てるペレイラは詰めるが、サークリングするアデサニヤ。

 左を上下に突くペレイラは左ヒザも。かわして組んで右を差すアデサニヤは、押し込み、引き出そうとするが、大内はかからず。ペレイラはヒザを突くと離れるアデサニヤ。詰めるペレイラはシングルレッグからダブルレッグテイクダウンでブザー。2Rを取り返したか。

 3R、左の蹴りを上下に打ち分けるアデサニヤ。オーソに戻すと右カーフキック。さらに右ストレート。右から左を突いて前に出るペレイラ。そこにボディロックから回してテイクダウンはアデサニヤ! 立ち際にバックに回るアデサニヤは左足をかけてパウンド。

 片ヒザ立ちのペレイラに背後からパンチを打つアデサニヤ。再び左足をかけて、立ち上がりのペレイラを腰を掴んで崩すと、ペレイラは足関節に。それを潰したアデサニヤが上に。下から両手首を持つペレイラに外して左フックを打ち込むアデサニヤ。いったん体を放して、踵落としでトップのままアデサニヤがブザーを聞いた。UFCで初テイクダウンを決めたアデサニヤのラウンド。

 4R、右ローを打つアデサニヤ。ペレイラは左ジャブ。アデサニヤの左に左を狙う。左ジャブが伸びるアデサニヤ。詰めるペレイラだが、ワンツーを当てて押し返すアデサニヤは左前蹴りをボディに突き刺す!

 アデサニヤが詰めると右ストレート、右ローで前に。ペレイラは圧力、手数が減る。前に出るとヒザを触るフェイントからダブルレッグから両脇差しに。右差しにしたアデサニヤは首相撲も。離れて右フックはアデサニヤ。押し戻すペレイラは左ジャブから右ストレートもかわすアデサニヤはすっと懐に入ると四つ組み。崩しに残すペレイラは、シングルレッグも残す。アデサニヤのヒジはかわしたペレイラがワンツーで詰めてブザー。アデサニヤのラウンドか。

 5R、右ローから入るアデサニヤ。右から左ボディのペレイラに首相撲はアデサニヤ。しかし詰めるペレイラは右! アデサニヤは組んで両脇差して押し込み。突き放すペレイラに、右を蹴ったアデサニヤが後退して後転!

 右足を痛めたか、しかしステップするアデサニヤはサークリング。追うペレイラは左ジャブ、金網に詰めて左フックを当てると右アッパー! さらに左フックに、横に崩れたアデサニヤ。立て直そうとするが、なおも詰めるペレイラは右から左、さらに右を当てると、レフェリーが間に入った。

 大逆転勝ちに、ペレイラは師匠のグローバーテイシエラと歓喜。MMA8戦目、UFC4戦目で“絶対王者”アデサニヤをKOに下してミドル級王座を獲得した。

 ベルトを巻いたペレイラは、「とてもいい気分だよ。一生懸命トレーニングしてきた。このためにずっと練習してきたんだ。トラッシュトークもあったけど、試合前の暴言は許してほしい。健康な体で戦うことができてよかった。彼の頭の中に入り込む必要があったんだ。第5ラウンドは無理だと言っていた人たち、今の自分を見てくれ。とてもハードファイトだったけど、このように辛い試合のような練習を毎日、5R通してやってきた。次への準備はできている。(UFC5戦目でベルト獲得だが?)ほんとうにありがとう。応援ありがとう。ジョー、ありがとう。ずっと実況してほしいと願って戦ってきました」と語った。

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