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【ONE】新グラップリング王者ルオトロ「MMAデビューは確実にする。青木真也と戦うのも面白い」、KO目前で王座を逃したアンドラージ「彼は楽な方法を取った」

2022/10/25 21:10
【ONE】新グラップリング王者ルオトロ「MMAデビューは確実にする。青木真也と戦うのも面白い」、KO目前で王座を逃したアンドラージ「彼は楽な方法を取った」

(C)ONE Championship

 2022年10月21日に開催された、ONE Championship「ONE Fight Night 3: Lineker vs. Andrade」に出場した主要選手が声明を発表した。

 メインイベントの「ONE世界バンタム級(65.8kg)選手権試合」に臨んだファブリシオ・アンドラージ(ブラジル)は、王者が体重超過で空位になったこと、キャッチウェイトで行われた試合が、アクシデントによるローブローで3R途中で「ノーコンテスト」に終わったことについて、対戦相手のジョン・リネカー(ブラジル)を批判、「早期の再戦」か「新たな相手との王座戦」を望んだ。

▼ONE世界バンタム級(65.8kg)→キャッチウェイト 選手権試合 5分5R
─ジョン・リネカー(ブラジル)※145.50, 1.0229 ※体重超過
[3R ノーコンテスト]
─ファブリシオ・アンドラージ(ブラジル)145.00, 1.0103

 体重超過の元王者の“ハンズ・オブ・ストーン”の強打に対し、ジャブ、ハイキック、ヒザ蹴りと多彩な攻撃でペースを掴んだアンドラージだが、3R、強烈なヒザ蹴りでリネカーを金網まで後退させ、KO目前に追い込んだところで、アンドラージの続くヒザ蹴りが金的を直撃した。

 悶絶するリネカーは、試合を続行できず。

「試合は予想通りには終わらなかった。とても気持ちよく、自信を持って戦っていたのに、僕のミスで彼にローブローを食らわせてしまった」と、悲痛な表情で語るアンドラージ。

 続けて、「正直なところ、試合を止めさせるほどのものではなかったと思う。彼は楽な方法を取ったんだ」と続行を拒んだリネカーを批判した。

「あの男は、長い間、僕から逃げていたんだ。ここに来て、体重を落とせず、そしてあのように試合を放棄した。悔しいよ。彼は僕ともう一度対戦したいとは思っていないだろう。もし再戦を望むなら、いつでもいいんだ。

 今回の試合はダメージがなく、フレッシュな状態のままだから、アクティブに動きたい。できるだけ早く戦いたい。この選手(リネカー)は僕との再戦を望んでいないと思うから、他の選手をタイトルマッチに起用しよう。彼は体重を落とせなかったから、タイトルが空位になってしまった。

 もし、彼が戦いたくないのなら──特に、あんなにボコボコにした後だから、もう戦いたくないと思うのだろうけど──他の選手を出してくれ。僕はただタイトルを取りたいだけだ。僕が“チャンピオン”であることは誰もが知っている。この試合で、僕とリネカーは同じレベルではないことを証明したんだ」

 25歳のアンドラージは試合後、タイガームエタイでともに練習を積み、王座を目指したクレベル・コイケに『RIZINのチャンピオンになって』とメッセージを送っている。

 完勝に近い内容で、ベルトを逃したアンドラージの次戦は、いつ誰となるか。空位の王者に続く、1位はビビアーノ・フェルナンデス、2位にファブリシオ・アンドラージ、3位はクォン・ウォンイルとなっている。

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