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【UFC】平良達郎が2連勝! グラッソが元PANCRASE女王ヴィヴィアニを下す、DEEP王者ヘンリーはアスンソンに判定負け、バンタム級転向のスワンソンがマルチネスにTKO負け

2022/10/16 07:10

UFC Fight Night: Grasso vs. Araujo(Vegas62)試合速報

現地時間2022年10月15日(日本時間16日)
米国ネバダ州ラスベガス/UFC APEX

【メインイベント】

▼女子フライ級 5分5R
〇アレクサ・グラッソ(メキシコ)15勝3敗(UFC7勝3敗)125.5lbs/56.93kg
[判定3-0] ※49-46×2, 50-45

×ヴィヴィアニ・アラウジョ(ブラジル)11勝4敗(UFC5勝3敗)126lbs/57.15kg

 グラッソは、フライ級転向後2連勝中。2020年8月にキム・ジヨンに判定勝ち後、2021年2月にメイシー・バーバーに判定勝ち、2022年3月の前戦でジョアン・ウッドにもリアネイキドチョークで一本勝ちと3連勝中。メキシコ出身でボクシングがバックボーン。

 元PANCRASE女子ストロー級王者のアロージョは、UFCではバンタム級でデビューも、以降はフライ級で5勝2敗。モンタナ・デラ・ロサとロクサン・モダフェリに判定勝ちも、2021年5月に当時1位のケイトリン・チュケージアンに判定負け。しかし、2022年5月の前戦で2連勝中だったアンドレア・リーに判定勝ちで再起を遂げている。

 1R、グローブタッチは無し。ともにオーソドックス構えから。アラウジョが先に中央を取り左ジャブ。ワンツーの右をガード上から叩くグラッソ。頭を振り、上下にステップするアラウジョは右ロー。グラッソとジャブの刺し合い。左ジャブがガード上をとらえる。

 右ボディストレートを当てるグラッソ。さらに左インロー。ジャブのダブルを突くアラウジョはダブルレッグも切るグラッソ。互いのジャブでグラッソの顔が赤くなる。

 ワンツーを振ってから右ローを当てるグラッソに、右ローを返すアラウジョ。ダブルレッグに入るが、それを跳ね返すグラッソ。すぐに立ち上がるアラウジョが押し込みブザー。

 2R、グラッソの右をかわすアラウジョ。右ハイを突くグラッソを詰めるアラウジョだが、その入りにグラッソは右を当てる。右ジャブを返すアラウジョにすぐに右を入れるグラッソ。右サイドキックで距離を取るグラッソ。アラウジョは右を伸ばしてボディ打ちも織り交ぜ、ダブルレッグテイクダウン!

 すぐさま腰を切ってパスガード。サイドを奪い、押さえ込むと、グラッソは脇差しからスクランブルで立ち上がり。ここで前に出れるグラッソのワンツーでアラウジョは後退。ジャブで押し戻すと、グラッソはワンツーの長い右! アラウジョは残り10秒でダブルレッグテイクダウン、スタンドバックに付こうとするがブザー。

 3R、テイクダウンのフェイントから上を振るアラウジョ。グラッソは左ジャブのダブル! アラウジョはグラッソの右ローにワンツー、スリーフォーを声を出して突く。

 左ジャブをから互いに右ハイ、さらにバツクフィストや圧力をかけるアラウジョだが、その打ち終わりにグラッソもワンツー。アラウジョは得意の左ボディをこの試合初めて当てる。1Rは拮抗、2、3Rはグラッソのラウンドか。

 4R、圧力をかけるアラウジョ。左ロー、左ストレートも打ち合いになると先にグラッソが当てる。5R戦で互いに慎重になるなか、ワンツーの右をガード上に当てるアラウジョ。しかしグラッソの返しが届く。アラウジョの左に右を外からかぶせるグラッソのワンツーの右にアラウジョのアゴが上がる、左ジャブを返すアラウジョは、グラッソのワンツーを被弾しながらダブルレッグへ。差し上げるグラッソは離れる。

 最終5R、ワンツースリーと回転を上げるアラウジョ。グラッソも大きな右で牽制。右アッパーから左を突き、アラウジョの打ち終わりに右を当てる。ダブルレッグに入るアラウジョを差し上げ、そのアゴを押し上げるグラッソは75%のテイクダウンディフェンスの数値。

 ガードしながらジャブを突くグラッソ。アラウジョも右ローを当てる。回るグラッソを追うアラウジョ。そこに右を当てて、アラウジョのテイクダウンの動きを切るグラッソ。シングルレッグに入るアラウジョを切る。残り20秒でワンツーで前に出たグラッソに、アラウジョも押し戻してブザー。

 判定は3-0でグラッソが勝利。4連勝をマークしたグラッソは、「もちろん、今夜は勝つために十分なことをやった。このために一生懸命練習してきた。相手がグラウンド勝負を仕掛けてくることは想定していた。毎回立ち上がる必要がある。彼女はタフな相手だった。観客のみなさんがこの試合を楽しんでくれたことを願っている。次も5R勝負がいい」と語った。

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