MMA
インタビュー

【Bellator】スコット・コーカー代表インタビュー(中篇)「RIZIN王者のサトシにライト級ワールドGPに参戦してほしい。ムサエフも忘れてはならない」「堀口恭司、渡辺華奈、菊入正行の次は……」

2022/10/04 13:10

日本はMMAのメッカ、米国で榊原サンと会って具体的に話す

──おおっ、そんなプランを考えているのですね。ライト級といえばミラン大会後のベルナウイ選手にも注目ですし、日本人選手では今回の菊入選手、そして堀口選手、渡辺華奈選手が継続参戦中です。12月9日(日本時間10日)『Bellator 289』で「Bellator世界女子フライ級タイトルマッチ」が決定し、王者リズ・カモーシェに、前王者で同級1位のジュリアナ・ヴェラスケスが挑戦するダイレクトリマッチが決定しました。現在、同級2位の渡辺選手の次戦はどのように考えていますか。

「対戦相手はまだ決まっていないけれど、年末までに1試合設けたいと思っている。彼女にとっていいチャンスになる試合を調整したい。華奈はリズには苦戦したが、前回はデニス・キールホルツを相手に三角絞めで一本勝ちといういい勝利を収めたのでタイトルに挑戦できるようにはしたいけど、次戦でどうなるかを見てみないといけないと思っている」

──あらためて、Bellatorの年末の日本大会の可能性は?

「今はまだ話し合いの途中で、まず開催が可能なのかを話しているところだけれど、榊原サンはRIZINさいたま大会で、私もLA大会で忙しかったので、それが終ってからまた日本大会開催の実現性について、具体的に話し合うと思う。本当に選手のスケジュールの調整が難しい。選手が怪我をしたり、この選手と戦いたいという選手の希望もあったり、試合に出てランキングを上げたいと思う選手もたくさんいる。ただ、もし開催が可能なのであれば、これだけは伝えたい。私自身も日本のMMAのファンであるし、日本はMMAのメッカだと思っている。昔、K-1と仕事していたのは本当に自分のキャリアの中でも最高の時間だった。PRIDEがどんどん成長していく姿も目の当たりにした。なので、いつでも日本のMMAをサポートしたいと思っている事は間違いないよ」

──コーカー代表の日本格闘技への思いは、いつも感じます。さて、前述した堀口恭司選手は、Bellator契約下の選手です。次戦の階級は分かりませんが、年末に日本大会があるとすれば、出場の可能性もあるでしょうか。

「まだ堀口やダン(ランバートATT代表)とも次の試合については話し合えていないのだけれど、Bellatorの選手とRIZINの選手を戦わせるという意味では、辻褄があっていると思うよ」(※インタビュー後篇に続く)

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